東京海洋大学 2020 統合報告書
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海洋生物科学部海洋生物資源科食品生産科学科海洋政策文化学科海洋資源環境学部海洋環境科学科海洋資源エネルギー科海洋工学部海事システム工学科海洋電子機械工学科流通情報工学科水産専攻科乗船実習科大学院海洋科学技術研究科水産・海洋分野における船舶の運航に関する海上技術者を育てるため、航海実習や漁業実習、海洋観測実習を行い、航海士を養成する。大型船の船舶職員として必要な様々な知識・技術を習得するため帆船や汽船練習船または船社で実習を行い、航海士を養成する。Tokyo University of Marine Science and TechnologyIntegrated Report18課題を解決できる人材を育てる海洋分野を支える140年の伝統 課題を解決するには、知識と技術を習得し、それを使って、「何故?」「どうしたら良いか?」を考えることが重要です。 明治の近代化の中、「海事」「水産」分野の技術者養成を目的として、三菱商船学校と水産伝習所がそれぞれ設立されました。両校は名称や教育研究分野を変化させつつ、一貫して「単に知識、技術を授けるのみならず、実務に即して考える場を提供する教育」を重視し、課題解決力のある人材を養成してきました。時代の変化に対応した教育分野 本学では、140年の歴史の中で育んだ伝統を活かしつつ新たな分野に教育内容を対応させることで、社会の発展に資する人材を輩出しています。近年では2017年に「海洋資源環境学部」を設置し、社会的に大きな注目を集める海洋エネルギーや海洋環境を担うリーダーの養成を目指しています。実務を見据えた実践教育  座学と実験・実践を織り交ぜた教育を行っています。海や川、船や生物、機械など、実物を相手にすることで、知識通りにならない経験をし、それに対する解決方法を考え、現実社会での課題を解決する力を身に付けます。本学ではそのような実践教育を充実させるために、魚類養殖や食品加工をはじめとするフィールドでの教育研究を行う教育研究施設、生物飼育施設、洋上での実験・実習を行う練習船、より実践に近い状況を作り出すシミュレーターや大型エンジンなど様々な施設や機械を管理・活用しています。 次ページから、海洋分野の発展に貢献してきた、技術、知識を使い考える教育の一例を紹介します。EDUCATION本学の教育組織

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