東京海洋大学 2020 統合報告書
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ツナ缶ができるまで [食品生産学実習]「食品生産学実習」でのツナ缶の製造工程をご紹介します。実習は3年次に吉田ステーションで行います。グループごとに主任・副主任を決め、全て学生主導で作業を進めます。3日がかりの大仕事です![担当教員より] 本学の実習は様々な人の協力によって成り立っています。水産業者の方には、ツナ缶製造に必要な大量のマグロの確保と販売を毎年お願いしています。また、缶を巻締する機械のメンテナンスには、製缶会社のご協力が欠かせません。このような支えは本学の実習にはなくてはならないものです。丸一日かけて解凍したマグロの頭を切り落とし、内臓を除去します。肉タンパク質を変質させ、油漬け効果を高めます。一晩室温で冷まします。30cmの長さに精肉します。うろこや血合い、崩れ肉を取り除きます。この作業は実際の工場でも機械化できません。ちなみに「ツナフレーク」とは、ここで発生する崩れ肉を指します。魚肉を計量して缶に詰め、巻締(缶詰めに封をすること)を行います。重量に過不足があったり、肉片の押し込みが足りないと密封が不十分となり、缶詰めの保存性に問題が出てしまいます。製品を手に取ってもらうための最低条件である「安全性」を担保するため、欠かせない工程です。密封がきちんとできているか、ラベルに不備はないか、重量に過不足がないか、学生が互いにチェックして完成です。解凍解体蒸し煮放冷身割り肉詰め巻締洗缶殺菌ラベリング製品チェック肉詰め後の缶詰。精密かつ大量に作業する必要がある。精肉の様子。各種道具を使い肉を崩さないよう作業を行う。頭切り包丁を使ったマグロの解体の様子。国立大学法人 東京海洋大学:統合報告書Integrated Report21PICK UP: EDUCATION教員1人あたりの学生数推移教員1人あたりの学生数は、大学が学生に対して、きめ細かい教育をどれだけ提供できるかを表す指標の一つとされています。本学では直近5年間の教員1人あたりの学生数は概ね11人程度であり、類似12国立大学※と比較し本学は教員1人あたりの学生が少なく、これが細やかな教育を行うとともに、実験、実習を行う上での重要な資源となっています。財務情報等でみる教育活動151413121110800400■ 東京海洋大学 ■ 類似12国立大学平均■ 東京海洋大学 ■ 類似12国立大学平均2014201513人14人11人11人12人201620172018530千円591千円529千円465千円529千円

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