東京海洋大学 ガイドブック2025
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海洋生命科学部6海洋生物資源学科食品生産科学科海洋政策文化学科海洋生命科学部は、海洋生物資源学科、食品生産科学科、海洋政策文化学科の3つの学科で構成された学部です。生物資源、食品生産、政策文化という関連がなさそうな教育研究分野に分かれている3学科ですが、海洋・水圏の生命科学や水産およびそれらに関わる人の営みなどで強いつながりを有し、しかも各分野がお互いを刺激し合うことで非常に特色ある学部になっています。海洋生物資源学科では、主に海洋生物の安全・持続的利用に関する教育研究を行っており、具体的には、生態系・生物多様性、持続可能な漁業、水産資源管理、増養殖技術の開発、海洋生物の機能などの教育研究を実施しています。水の中に暮らす生物を総合的に理解して、これらを守りながら持続的に利用する方法を日々教育研究しています。食品生産科学科では、食の安全・安心・おいしさに関する教育研究を行っており、具体的には、シーフードサイエンス、冷凍・加熱技術の利用、食品衛生と品質保持、食品加工利用技術の開発と利用、食品分析のための各種方法の開発などの教育研究を実施しています。これらの教育研究では、持続可能な食資源確保を念頭に食資源を余すことなく利用する技術開発や研究を行っています。海洋政策文化学科では、主に持続可能な海洋産業と海洋文化振興に関し教育研究を行っており、具体的には、マリンスポーツ・海洋文化振興、沿岸域利用・管理、水産経済・マーケティング、漁村振興、環境教育などの教育研究を実施しています。海洋の保全と人間生活の豊かさを両立させることを目標に、多種の学問分野からアプローチした教育研究を行っています。現在、世界は気候変動、エネルギー問題、食糧不足、地域紛争など数えきれないぐらいの問題に直面しています。海洋生命科学部ではこれらの問題に対し、「海洋生物資源の利用・管理を通し人類社会の持続可能な発展」という切り口で向かい合い、よりよい社会の実現に取り組んでいます。皆さん、海洋生命科学部で一緒に学び、このような世界の諸問題に正面からぶつかり、明るい未来を一緒に作る研究をしてみませんか。東京海洋大学 海洋生命科学部はそのような熱い気持ちを持った学生をお待ちしています。海洋生命科学部長品川キャンパス海洋生物資源の利用・管理を通し人類社会の持続可能な発展に貢献します後藤 直宏入学定員総数170名71名58名41名

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