金沢美術工芸大学 2025
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JapanesePang i nti019美しい岩絵の具、本質をとらえた表現…この国に伝わる日本画と呼ばれる独自の絵画表現は時代とともに幅を広げつつ進化を遂げてきました。しかしこの表現方法の習得には古来より様々な「画派」の存在が示すように、やる気や根気とともに段階を踏まえた教育が必要でした。本学の日本画では緻密に計算されたカリキュラムで日本画技術の基礎から伝統的表現を経て未来に羽ばたく日本画表現を目指す人材をアシストします。3年次からは150号という大きな作品に取り組みます。自分の身体より大きな作品制作に懸命に取り組むことで、より深く表現と向き合っていきます。3年後期〜4年前期は自身の制作を独自に研究する期間とし、伝統に基づいたもののみならず、現代に生きる等身大の感覚によって対象を捉えていきます。4年後期には卒業制作に取り組み、学生ごとのものの見方と技術が身につき、各々の日本画が生み出されます。卒業後の進路・活躍[就職] 日本画家(日展・院展・創画会等各公募系列他)/大学教員(京都市立芸術大学、佐賀大学、名古屋芸術大学、東北芸術工科大学、京都精華大学、宝塚大学、大阪成蹊大学、崇城大学、秋田大学、金沢学院大学、金城大学短期大学部他)/全国小中高教員/学芸員(石川県立美術館、福井県立美術館、名古屋市美術館、MOA美術館、石川県立歴史博物館)/文化財保護修復関係機関各種/公立工芸研究機関(九谷焼技術、輪島漆芸他)/造形作家/工芸作家(陶芸、染色、漆芸)/漫画家/イラストレーター/各種デザイナー/映像関係/繊維関係/印刷関係/報道関係/会社経営/流通、販売系自由課題制作その他実習発表制作卒業制作和紙を染めるガイダンスの様子4年次 巡回指導の様子3年次 150号制作の様子4年次 卒業制作プレゼンの様子 学内展示風景卒業制作制作風景3年次 講評会風景4年次 卒業制作最終講評会風景[受賞・発表] 日展(大臣賞、会員賞、特選)/日春展(外務大臣賞、山口蓬春記念賞、日春賞他)/全関西美術展(全関展賞他)/臥龍桜日本画大賞展(大賞他)/青垣日本画大賞展(大賞他)/現代美術展(美術文化大賞他)/文化庁在外派遣研修員/新風舎えほんコンテスト(優秀賞)/Seed 山種美術館日本画アワード 特別賞/院展(奨励賞)/春の院展(奨励賞)/東山魁夷記念日経日本画大賞展(大賞他)/上野の森美術館大賞展(特別優秀賞)/三溪展(優秀賞)/京展(京都市長賞他)/菅楯彦大賞展(大賞、準大賞)/郷さくら大賞展(大賞、準大賞)3年次・4年次100年後に残る絵画を目指して。日本画 Japanese Painting

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