金沢美術工芸大学 2025
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058美術工芸研究所では、本学独自の研究の高度化を図ることを目的として、美術・工芸・デザインに関する調査・研究、芸術資料の収集と管理(保存・活用)、アートギャラリーの運営(展覧会)などの事業を行っています。アートギャラリーでは、本学が所蔵する作品をコレクション展や特別展を通して様々な切り口で公開します。また、現在進行中の調査研究として「平成の百工比照収集作成事業」があります。江戸時代に加賀藩が収集した工芸標本「百工比照」(重要文化財)にちなむ事業で、工芸の制作や理論を専門とする本学教員が全国の産地を訪ね、約6,200点におよぶ資料を収集してきました。その資料は平成の百工比照 展示・閲覧コーナーで閲覧することができます。研究所長安島諭 教授(インダストリアルデザイン)山崎剛 教授(芸術学)村松綾 准教授(芸術学)本学の所蔵作品は、本学ゆかりの作家たちの作品や世界的に著名な芸術家の傑作を含め、絵画、彫刻、工芸、デザイン、関連資料など約6,900点にのぼります。卒業・修了制作と論文の中から優秀な作品を選考して購入する買上制度を通じて、開学間もない昭和24年以来、約1,200点におよぶ学生作品を収集してきました。展覧会の内容や開館日についてはウェブサイトにてご確認ください。平成の百工比照 展示・閲覧コーナー工芸の材料・技法・制作工程にかかわる見本が箱に納められており、棚から自由に取り出して閲覧できます。美術工芸研究所

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