061地域連 携部門金 沢マラソン完走メダルデザイン・プロジェクトホスピタリティアート・プロジェクト産学 連携 部門「プライドポテトJAPAN 金沢の甘えび」パッケージデザイン・プロジェクト金沢らしさを表現した新しい水菓子容器のデザイン研究知 財 管 理 部 門社会共 創センター長 河崎圭吾 教授 (インダストリアルデザイン)金沢マラソンは金沢をまるごと「走る!」をキャッチフレーズに2015年から開催されており、金沢の魅力が満喫できるフルマラソンとして大変人気の高い大会となっています。その完走者に贈るメダルのデザインを、初回大会から続けて提案させていただいています。学生たちの豊かな感性をベースにした金沢らしいオリジナリティあるデザインの完走メダルは、毎回、ランナーからも大変好評となっています。金沢市立病院との連携により2009年から継続して行われている、医療分野におけるアートの潜 在 的な可 能 性を探 求 するプロジェクトです。ステンドグラス風の装飾を制作するワークショップや、病院を作品で満たすホスピタル・ギャラリーなどを通して、患者、医療関係者、学生が同じ視点で時間を共有するコミュニケーションの在り方を研究しています。株式会社湖池屋との連携研究として2020年から行われているプロジェクトです。「日本の誇り」をプライドポテトにのせて発信することで、日本の風土・文化により育まれてきた歴史や精神に象徴される日本の素晴らしさを世の中に広めるプロジェクトで、金沢を代表する甘えび味の商品パッケージデザインを学生たちが制作し、金沢市内の小学生や市民の投票結果を踏まえ最終案が商品化されています。毎年、全国販売され好評を得ています。金沢市に拠点を置く食品容器メーカー馬場化学工業との産学連携プロジェクトは、真空成形の技術を用いて既存の商品にはない明確な特徴と価値を求めて、新しいパッケージの提案を10年以上続けて行なってきました。近年は、SDGsの視点や、金沢らしさの表現も加え、和菓子の定義を議論し、思わず手に取りたくなる美しくて魅力的な水菓子容器のデザインを、企画から和菓子との関わり方等のストーリーまで含め提案しています。地 域 産 業 や 伝 統 文 化 の 発 展 のため、企 業、組 合 団 体、他 大 学、研 究 機 関、国や自治 体などと連 携し、新しい価 値を創出する研 究 開 発や、新たな産 業・事業の振興を目指しています。金沢美術工芸大学は社会貢献を教育と研究に並ぶ大学の使命と位置づけ、地域連携・産学連携をとおして積極的に活動を行っています。本学の持つデザイン、美術工芸分野に関する専門知識や技術、社会連携で得られた成果を広く社会に還元するとともに、産業や地域の活性化に貢献し、これらの活動を体験することで、より実践的に社会に貢献できる人材を育成します。本学のもつ人的資源やノウハウを活用し、地 域 社 会や市 民 生 活に対 する芸術文化貢献事業などを通し、グローバルな視 点を持ちながら地 域 の 課 題 解決に取り組んでいます。大 学 で 生まれ た 知 的 財 産 権 の 管 理、活 用や戦 略 立 案、知 的 財 産 権を通じた社会との連携促進まで、産業界や地域 社 会と一 体となって各 連 携 部 門 の活動を支援、推進しています。社会共 創センター
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