北九州市立大学 大学案内 2021
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化学のアプローチ循環型社会を推進する知識と技術を修得する。充実したカリキュラムエネルギー循環化学科の4年間分析化学は、水や土壌、空気などの環境指標を評価するための基盤的な学問であり、また、物質の情報を取り出すことによって自然科学とその応用技術分野を結びつける重要な役割を果たしています。この講義では、様々な物質の分析法の基礎について学びます。高分子化合物は、プラスチックス、繊維、ゴムなどの汎用材料から医薬品、電子部品などに用いられており、日常生活、スマート社会には欠かせない素材です。この講義では、高分子化合物の化学的な作り方や性質の基礎について学びます。高分子化学分析化学FOCUS授業解説21世紀に人類が直面する環境問題を解決するため、自然界・環境と調和する化学技術とシステムの開発を目指します。環境に優しい新素材の開発、エネルギー・資源の有効利用、物質の高度リサイクルシステムの開発、有害・汚濁物質の処理および資源化、環境分析に貢献できるグローバルな21世紀型人材を育成します。環境と調和する化学技術・システムの開発POINT1年次2~3年次4年次社会での活躍を支えるための教養や語学力を身につけ、工学の基盤となる数学や基礎化学を学びます。また、化学実験の基礎的な知識や技能を学びます。物理化学・有機化学・分析化学・化学工学・環境工学などの専門科目を学びます。さらに、環境分析や化学工学などの実験系科目や演習系科目を通して、実践的な知識と技能を学びます。化学や環境工学に関する専門知識を修得する指導教員との密接な連携の下、これまでに学んだ知識・技能を活用し、化学・エネルギー・環境分野の未知なる課題に対して卒業研究を実施します。研究結果を論文にまとめて発表することで、論理的な思考力や表現力を養います。地球規模で抱えている環境や資源・エネルギーの問題を、化学を武器として解決できる人材へ。国際的に通用する見識や人間力を持つ人材へ。卒業時教 養語学力工学基礎低炭素・循環型社会に貢献する化学技術者・環境技術者を養成する○化学プロセス天然ガス・バイオマス・太陽光などを利用するエネルギー化学プロセスや、物質の高効率な分離・回収プロセスなど、新しい物質循環・省エネルギー技術を開発します。○先進マテリアルナノテクノロジー(分子技術・空間制御・先端計測)を駆使し、環境調和型素材・ナノ触媒・超高感度センサーなどの先進的な環境材料を創出します。○環境プロセス天然資源や廃棄物の有効利用技術、高効率で安全な汚染修復技術、高精度な環境分析技術を駆使して、自然と共生する循環型社会を創造します。 FOCUSFOCUS※赤字は必修科目 ※青字は選択必修科目 ※上記授業科目は、2021年度入学生用に開講する予定の科目です。卒業要件単位数 130単位(基盤教育科目 32単位・専門教育科目 98単位)専門教育科目基盤教育科目卒業研究工学基礎科目専門科目数学基礎 統計学 微分方程式 環境情報学概論 数値解析一般物理学 環境物理学 基礎物理化学 化学熱力学 基礎有機化学有機化学Ⅰ 基礎無機化学 基礎化学工学 化学実験基礎 分析化学実験化学平衡論 反応速度論 量子化学 物理化学演習 物理化学実験有機化学Ⅱ 有機合成化学 高分子化学 有機化学演習 有機化学実験無機化学Ⅰ 無機化学Ⅱ 先端材料工学 無機・分析化学演習 分析化学環境分析化学 大気浄化工学 環境分析実験 化学工学 分離工学工業化学プロセス 反応工学 生物反応工学 触媒工学 化学工学演習化学工学実験 地圏環境学 水質変換工学 資源循環論 生態工学環境マネジメント学 環境経済学 環境保全学 遺伝子工学 細胞生物学エネルギーマネジメント 環境シミュレーション ライフサイクルアセスメント卒業研究○教養教育科目 ○外国語教育科目※基盤教育科目の開講科目は10~11ページをご覧ください。化学・材料・環境に関する卒業研究化学や環境工学を学ぶ基礎を作るエネルギー循環化学科国際環境工学部〈ひびきのキャンパス〉048The University of Kitakyushu 2021

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