北九州市立大学 大学案内 2021
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環境に配慮した空間や生活をデザインする教育・研究領域グループでのワークショップを行います。作品制作や工場・現場見学、更には演習などを通じて、建築の様々な分野を体験的に学びます。主体的に課題に取り組むことで、講義だけでは得られない知識を身につけることができます。建築の構造と聞くと、計算ばかりのイメージがあるかもしれませんが、この授業では数式を一切使いません。建築家の創造する豊かな空間を支えているエンジニアリングの世界を、教員の実作を含む様々な建築作品を通じて学ぶことができます。建築構造デザイン見学ワークショップ演習ⅠFOCUS授業解説充実したカリキュラム環境共生次世代を担うアーキテクトを育成する。建築デザイン学科の4年間●空間構成材料・製品の特質の把握と、その耐久性や保全のための技術、耐震技術やその基礎となる構造力学、構造物を創り上げる際の環境調和型の建築工法、施工管理(構造・施工講座)●新しい低炭素建築材料の開発、資源採取・生産から供用を経て、廃棄物処理に至るまでの建築物のライフサイクル設計、建築材料の再生・改質技術および性能評価(材料デザイン講座)●省エネかつ健康・快適な居住空間を実現する建築設備の設計・運用技術、太陽光や地中熱などの自然エネルギー利用技術、地域のエネルギーシステムの最適化、ヒートアイランドなどの都市環境の評価(建築環境エネルギー講座)●省エネルギーや資源の有効利用に寄与する美しく快適な空間デザイン、コンパクトで効率の良い都市や歴史や文化が育まれる都市、ランドスケープデザイン(空間デザイン講座)我々が暮らしを営む建物や都市は、これまでのフロー・大量廃棄型からストック・資源循環型に変わる必要があります。本学科では、低環境負荷を前提とした技術を学ぶことで、安全で信頼できる快適な空間、更には新発想や創造を生む器としての美しい建築・都市空間をデザインする能力を身につけます。環境共生をキーワードに、21世紀のより良い建築・まちづくりを学ぶPOINT1年次2~3年次4年次工学の素養を身につけるとともに、「製図基礎」や「構造力学Ⅰと演習」などの科目を通じて建築を学ぶ基礎を固める。建築デザイン、都市計画、建築構造、材料・施工、環境設備に関する専門知識を習得し、複数の実験・演習系科目を通じて実践的技能を身につける。これまでに習得した知識と技能を応用して卒業論文・卒業設計を完成させる。次世代を担う建築家へ卒業研究・卒業設計で学びを集大成する卒業時工学素養建築基礎※赤字は必修科目 ※青字は選択必修科目 ※上記授業科目は、2021年度入学生用に開講する予定の科目です。卒業要件単位数 130単位(基盤教育科目 32単位・専門教育科目 98単位)専門教育科目基盤教育科目卒業研究工学基礎科目専門科目卒業研究卒業設計○教養教育科目 ○外国語教育科目※基盤教育科目の開講科目は10~11ページをご覧ください。建築を学ぶ基礎を固める建築の専門知識を習得する製図基礎(演習) 微分・積分 情報処理学 環境造形演習 環境調和と建築資源建築環境計画学 構造力学Ⅰと演習 材料力学 線形代数学 自然エネルギー学電気工学基礎 力学基礎 環境情報学概論 地域エネルギー論 環境統計学認知心理学環境設備基礎 見学ワークショップ演習Ⅰ 建築材料 建築史概論 構造力学Ⅱ集住空間論 設計製図Ⅰ 木質系構法 環境工学実験 環境設備実験建築・都市計画学 建築景観デザイン工学 建築材料実験 設計製図Ⅱ 鉄骨系構造の設計と演習建築振動学・荷重論 建築マネジメント エネルギーと室内環境 近代建築史 コンクリート系構造の設計設計製図Ⅲ 音と光の環境デザイン 建築安全・仮設工学 建築構造デザイン 建築材料用法演習建築設備デザイン 都市環境計画 パッシブシステムデザイン 保全施工実験 保全構造実験建築コスト 建築施工 建築法規 世代間建築デザイン 環境計画演習環境設備演習 建築材料設計演習 見学ワークショップ演習Ⅱ 構造設計演習 設計製図Ⅳ地域環境情報演習FOCUSFOCUS建築デザイン学科国際環境工学部〈ひびきのキャンパス〉054The University of Kitakyushu 2021

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