北九州市立大学 大学案内 2021
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3つの分野から多彩な教育を提供生体内では様々な化学反応が効率的に営まれ、生命活動を維持しています。本講義では、生体分子の構造や機能(ミクロの世界)をもとに生体内で起こるマクロな現象の理解を深めていきます。超解像度顕微鏡やギガシーケンサーなど、新しい分析機器の開発によって生命科学は大きく発展してきました。この科目では、こうした生命科学に関する最先端の研究成果や分析技術について学ぶことができます。生命科学分析基礎生物化学FOCUS授業解説充実したカリキュラム人類の新たな可能性を探求バイオテクノロジーや環境マネジメントの最先端を学ぶ。環境生命工学科の4年間バイオテクノロジーの基礎として、化学、生物、物理にまたがる必要知識を講義と実験を通じて広く学びます。さらに、生態系を守るための環境管理手法や、環境にやさしい社会を作り上げるための環境マネジメントの知識を身につけます。3つの分野の教員が共同して教育を行います。バイオテクノロジー、バイオマテリアル、エコテクノロジーを複合して、医療材料や環境材料の開発、生態環境修復や自然環境保全技術の開発を行うとともに、環境に調和した人間社会の構築を目指した研究を推進し、人間が豊かに快適に暮らせる未来を創ります。分子から地球環境までを網羅した生命・人間社会工学の創造POINT1年次(基礎)1~3年次4年次卒業後の社会での活躍を支える人間性・主体性・社会性、そして地球環境や生態系に配慮した職業生活を行うための基礎力を育成するとともに、今後の勉学の基礎となる化学、生物学、物理学、数学の基礎知識を学ぶ。環境生命工学科で学ぶための基礎を固める3つの教育研究分野共通の基礎となる化学、生物、物理、数学の専門知識・技能について、講義や学生実験・演習を通じて1年次から3年次まで積み上げ方式で学ぶ。課題発見・解決能力、実践力の養成を重視する。生命材料化学・生物生態工学・環境マネジメントの専門知識を習得する卒業研究では、指導教員との密接な連携のもと、研究活動への参画を通じ、座学の講義や学生実験・演習で学んだ知識・技能を実際に活用可能な水準まで高める。技術者としてのプレゼンテーション能力・コミュニケーション能力の強化を同時に行う。生物・生態系のもつ高度な仕組みを活用して、環境を保全し、人類のよりよい生活を達成するために、新機能性材料、エコプロダクツなどを創成する技術やマネジメント手法を提案できる人材に。卒業研究を通じて実践的な知識と技術の使い方を学ぶ卒業時主体性・社会性基礎知識●生命材料工学化学をベースに分子レベルから個体レベルの生命現象を学びます。また、生物の仕組みや材料を有効利用・活用するためのバイオテクノロジーを学びます。●生物生態工学生物や生態系の仕組みを理解するための様々な手法を学び、環境に配慮した科学技術、またよりよい生態系や人間環境を作り上げるための環境技術を学びます。●環境マネジメント複雑な環境問題を理解し対策を見いだすための数理シミュレーション技法、リスク評価技法、また、よりよい社会づくりのための政策論や政策評価手法、科学技術管理手法を学びます。FOCUS※赤字は必修科目 ※青字は選択必修科目 ※上記授業科目は、2021年度入学生用に開講する予定の科目です。卒業要件単位数 130単位(基盤教育科目 32単位・専門教育科目 98単位)専門教育科目基盤教育科目卒業研究工学基礎科目専門科目卒業研究○教養教育科目 ○外国語教育科目※基盤教育科目の開講科目は10~11ページをご覧ください。一般物理学・演習 生物学 微分・積分 線形代数 環境生命入門実習電気工学基礎 基礎無機化学 基礎有機化学 生態学 基礎生物化学応用数学 工学実験基礎 力学基礎 環境物理学 環境情報学概論認知心理学基礎物理化学 微生物学 生物化学 基礎統計学 情報処理学地圏環境学 有機化学・物理化学実験 基礎化学工学 化学熱力学 分子生物学生命科学分析 数理解析学 環境マネジメント概論 水質変換工学 生物工学実験物理化学 有機化学 無機化学 生物工学 生態工学環境経済学 環境マネジメント学 バイオインフォマティクス 環境保全学 反応工学高分子化学 環境分析化学 資源循環論 環境分析実習 生命有機化学化学工学 細胞生物学 食品工学 遺伝子工学 ライフサイクルアセスメント環境シミュレーション エネルギーマネジメント 大気浄化工学 環境生命工学実習FOCUS環境生命工学科国際環境工学部〈ひびきのキャンパス〉056The University of Kitakyushu 2021

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