北九州市立大学 大学案内 2021
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法学の視点から権利保障について学び、在留する外国人の支援につなぐ。法律学専攻 2年 西村 和浩さん大学時代や前職で外国の方々と関わる中、日本の法律で外国人の権利がどのように保障されているのか、疑問を感じる場面に多く遭遇してきました。そこで法律を学ぶため、大学院に入学。外国人の権利保障について、憲法学や行政法学、国際法学の視点から学んでいます。先生方は私の研究テーマを尊重してくれるため、学生が主体的に学べる研究環境が整っています。将来は法学の知識を生かして、在留する外国人を多方面から支援していくつもりです。●法律学に関する基礎知識を備え、自らが専攻する法分野において研究者を 目指すのに相応しい優れた学識と適性を備えた人 法学研究科は、複雑化した現代社会における多種多様な法的問題に対応する高度の研究教育機関としての役割を担っています。この目的のもとに、北九州都市圏および山口圏域における法学教育の中心となるべく、1984年に設置されました。 現代社会では学習者の目的も多様化し、社会人教育や生涯教育に対応することが求められています。また、複雑化した現代社会においては、実践的な法的知識や法的思考力、高度の問題解決能力をもつ人材が強く求められています。2013年度からは、大学卒業後間もない学生と社会経験・知識の豊富な社会人学生との相互啓発を図りながら、多様な進路希望に応じた大学院教育をより充実・強化するために、研究者養成を目的とする「研究者コース」と、従来のアドバンストコースと社会人コースを統合した「専修コース」の2つの履修コースが設置されています。高度化・複雑化する地域社会における多様な法的・政策的課題に対応しうる高度な能力を持つ人材を養成します。法学研究科●修士課程研究者コース・法律学系●大学卒業後、そのまま進学して公務員、司法書士、裁判所事務官・検察事 務官などの隣接法律専門職を目指す人●大学の学部では十分学習できなかった法律知識を補強するべく引き続き 幅広く勉学を続け、高度の法的素養を備えた社会人を目指す人●実社会の経験を基に、法律に関連した特定の課題に強い関心を持ち、その 課題をより専門的に考究する意欲があり、そのための基礎的な知識、能力 の備わっている社会人●リカレント教育または生涯教育を志し、職業経験を通じて養われた専門的 知見を学問的見地からより深め、それを再び職業経験や社会的活動の中 で活かすことを望む社会人専修コース・法律学系●政治学・行政学などの社会科学に関する基礎知識を備え、自らが専攻する 政策学の分野において研究者を目指すのに相応しい優れた学識と適性を 備えた人研究者コース・政策科学系●大学卒業後、そのまま進学して公務員、教員、マスメディア、政治家などの高 度専門職業人を目指す人●大学の学部では十分学習できなかった政策学的知識を補強するべく引き 続き幅広く勉学を続け、高度の政策的素養を備えた社会人を目指す人●実社会の経験を基に、政策に関連した特定の課題に強い関心を持ち、その 専門的な知見を深め、その研究成果を社会に還元することで地域社会の 発展に貢献団したいと考えている社会人●リカレント教育または生涯教育を志し、職業経験を通じて養われた専門的 知見を学問的見地からより深め、それを再び職業経験や社会的活動の中 で活かすことを望む社会人専修コース・政策科学系大学院/北方キャンパス求める学生像教育目的●定員/6名●修士(法学)●免許状/中学校教諭専修免許状(社会)高等学校教諭専修免許状(公民)高度専門教育に対する社会的需要の高まりに対応して、法律学・政策科学等の社会科学の分野の研究者として必要となる精緻な専門的知識、創造性豊かな優れた研究能力・問題分析能力、高度な実践能力を備えた人材の養成専修コース高度専門教育に対する社会的需要の高まりに対応して、高度で知的な法学の素養を持ち、法律学、政策科学のいずれかに軸足を置いた創造性豊かな優れた研究能力、専門的・実務的知識を身につけた高度専門職業人または社会人の養成研究者コース先輩からのメッセージ066The University of Kitakyushu 2021

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