地域貢献活動の一例(ひびきのキャンパス)Pecoひびきの工房Desca?保育園での交流風景国際環境工学部の基盤教育科目「企業と技術者」(夏季集中)では、学生たちが産業用段ボールを材料として、手作りのロッキングボードを製作し、保育園児の皆さんにプレゼントするプログラムを展開しています。園児の喜ぶ顔を想像しつつ、園の先生方や保護者の皆さんの思いも踏まえながら製作を行うという体験は、なかなか得がたい貴重なものです。一方で、地域児童の皆さんにはひびきのキャンパスに来て見学していただいたり、園にプレゼントした作品を通じて、保護者の皆さんに大学での学びの一端に触れていただいています。地域児童と学生との交流集中講義「企業と技術者」作業風景老朽化や故障により使用できなくなったパソコンを、学生が部品交換やデータの消去、ソフトウェアのインストールなどを行ってリサイクルし、それらのパソコンを、地域でまちづくりや生涯学習などの公益活動を行っている市民団体に進呈する活動も9年目となります。最初はパソコンの知識がなかった学生も、活動を通じて1人で作業ができるほどに成長し、授業で学んだ知識や活動で得た経験で地域貢献ができることに喜びを感じています。リサイクルしたパソコンは「Personal Computer」+「Eco Project」の意味で『Peco』(ペコ)と名付けられています。小学校での理科実験Desca?はDo Elementary School Career Assistantsの略です。地元小学校を訪問し、理科を中心に授業補佐のボランティアを行ったり、休日を利用して理科実験を小学生に体験してもらうなど、理科や科学に興味をもてない子どもたちにその楽しさを伝える活動を行っています。2019年11月に実施された若松天使園のエンジェル祭では、「にじみ絵のしおり」や「スライムづくり」などを行って、理科の楽しさを伝えました。2011年度から活動を始め、今年で10年目となります。作業風景ひびきの工房では日々の講義や卒業研究に必要な部材の作成や、学生の創作意欲拡大を目的に、3Dプリンタ、レーザーカッターなどを取り揃えています。2017年度からは光造形式3Dプリンタの導入により、ゴムライクな造形物の作成も可能となりました。市販品としては存在しない物までも自分たちの手でデータ作成し、実際の形にして必要な部材として使用する、「ものづくり」を徹底的に支援します。2019年度からは学生が指導する初心者向け実践講座を希望者に向けて開講を始めました。地域貢献「地域」と歩む080The University of Kitakyushu 2021
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