神戸大学 統合報告書 2020
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神戸大学医学部附属病院国際がん医療・研究センターを通じた「神戸医療産業都市構想」への参画 2017年4月、ポートアイランドに開院した神戸大学医学部附属病院国際がん医療・研究センター(ICCRC*)は神戸医療産業都市のなかにあり、多くの企業や病院と連携を行いながら研究と診療を進めています。 神戸医療産業都市内には、ICCRCを含めて9つの専門病院群があります。ICCRCは神戸市中央区楠町の神戸大学医学部附属病院(大学病院)とこれらの専門病院とをつなぐ役割を担っており、ケースに応じて専門病院群内の医療機関への患者さんの紹介や受け入れを行っています。 また、神戸医療産業都市内で紹介された場合であっても、合併症などがあれば大学病院への転院などの連携によって、大学病院での手術待機の期間が短縮され、患者さんの負担軽減が期待できます。ICCRCでは、神戸医療産業都市内の医療機関と連携した先進的外科的治療を提供しています。例えば、がんに対する先進的治療として、2018年10月から近隣の医療機関と共同で、金マーカー留置による画像誘導放射線治療(IGRT)や陽子線治療、前立腺直腸間のハイドロゲルスペーサー留置等を施術しています。また、2019年4月から消化管内視鏡診察に関わる高度医療として内視鏡的粘膜下層はく離術(ESD)を行っています。これらのメリットは、侵襲性の少なさにあります。先進的治療の導入は、患者さんの身体負担および術後合併症の軽減や、先端的医療の研究開発の推進に繋がり、地域のみならず社会全体のQOL(Quality of life)や健康寿命の延伸に寄与すると考えています。*International Clinical Cancer Research Center求められる先進的外科治療神戸医療産業都市リハビリ西記念ポートアイランドリハビリテーション病院神戸市立神戸アイセンター病院眼科あんしん病院整形小児科医療兵庫県立こども病院チャイルド・ケモ・ハウス神戸市立医療センター中央市民病院国際がん医療・研究センター放射線神戸低侵襲がん医療センター兵庫県立粒子線医療センター附属神戸陽子線センター救急医療、高度先進医療35Project and Strategy

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