神戸大学 統合報告書 2020
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財源多様化向取組収益構造の推移国立大学法人は、国からの運営費交付金、学生からの授業料、民間企業からの共同研究費、補助金等の競争的資金など、多種多様な財源で活動しています。下のグラフは、神戸大学の2004年度からの経常収益の推移を示しています。収益構造の推移を見ると、国からの運営費交付金収益が減少する一方、学生納付金収益は、ほぼ一定で推移しています。他方、運営費交付金の減少分を、外部資金関連収益(受託研究等収益や寄附金収益など)の増加により賄っている財務状況が読み取れます。このことから、多様な財源の獲得は、ますます重要になっていると言えます。外部資金受入額の内訳神戸大学は、2019年度において合計12,380百万円の外部資金を獲得しています。財源別では、科学研究費補助金等と補助金等については、「国」からの受入が中心です。一方、受入額の多くを占めている受託研究費等については、そのほとんどを「国以外」から受け入れています。多様な財源の獲得に目を向けるならば、国だけでなく、民間企業・地方公共団体・個人など、様々なステークホルダーからのご支援も重要です。補助金等979百万円/国等科学研究費補助金等3,285百万円/国等寄附金2,483百万円/個人・民間企業等受託研究費等5,633百万円/民間企業・国・地方公共団体等※ 外部資金の収益額は受入時ではなく、完了時(受託研究・受託事業の単年度契約、複数年契約の最終年度)や執行時(複数年契約の中途年度や寄附金)に計上されるため、受入額と収益額は異なります。27%20%45%8%01002003004005006007008002004200520062007200820092010201120122013201420152016201720182019運営費交付金収益学生納付金収益(億円)附属病院収益受託研究等収益寄附金収益補助金等収益資産見返負債戻入雑益その他経常収益の推移208993526020598983395520198324472072079831738210100295371811911002823699280362079827335199992633221098244352241012273522623322923096171161021851810119321100209263595612,380百万円2019年度外部資金受入総額(年度)54

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