神戸大学 統合報告書 2020
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神戸大学挑戦神戸大学基金 大学運営にかかる自主財源(外部資金)の1つとして、卒業生をはじめとする個人の方々、企業、団体、地域社会といった様々なステークホルダーの皆様からの、神戸大学へのご寄附・ご寄贈を活用させていただくために2006年に創設されました。 神戸大学基金は、学生への奨学金給付(修学支援事業)、大学全般の研究・教育や学生生活の環境整備と留学や国際交流のサポートなど(基盤事業)、及び学部や研究科(大学院)・担当部門(部局)が分野やテーマごとに目標を定める特定の事業などを支援しています。また、企業などの名を冠した奨学金・研究助成制度(寄附者名称記念事業)や寄附講座など、様々な形でのご理解とご協力をいただき、神戸大学の研究・教育における挑戦と、学生の修学環境の充実を支えています。 同時に、神戸大学基金の活動は、様々なステークホルダーの皆様に神戸大学の研究、教育、社会貢献ならびに学生の活躍をお伝えすることを通じて、「世の中を変える」「人を育てる」「地域に根ざす」神戸大学をご理解いただくための機会とも考えています。神戸大学基金とは120年の歴史のなかで神戸大学が果たしてきた社会的役割である、「学理と実際の調和」の精神に則り社会をリードする人材を輩出し進歩に貢献することを、将来にわたって確実なものにしたい。この決意を実現することを目指し、本事業では研究・教育の環境を整え、あわせて学生生活の充実を図るための基盤整備を進めます。具体的には、神戸大学の卒業生・修了生が「あるべき姿」と「持つべき資質」を備え、社会で活躍するために、次の3項目を目的とする事業の実現を目指します。神戸大学創立120周年記念事業募金「神戸大学が創る、人・価値・未来。」課外活動クラブハウス棟の新築など3.社会性と人間性を備えたリーダーシップを伸ばします神戸大学インターナショナル・ハウス(仮称)の新築など2.高いグローバル感覚を養います神戸大学バリュースクールの専用施設新築と運営など1.価値創造を担う人材を育てます神戸大学は、研究・教育を通じて、社会の発展に資する新しい価値を創造することに取り組んでいます。その基盤を強固なものとするために、創立120周年を記念した下記の事業について、国からの運営費交付金によらず、神戸大学基金として実施を計画しています(目標30億円)。現在、幅広いステークホルダーの皆様からのご支援をいただき、実現への足取りを着実に歩んでいます。56

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