神戸大学 統合報告書 2020
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環境報告 私たちが暮らす現代においては気候変動や自然災害など、地球規模の課題が経済・環境及び社会に重大な影響を及ぼしています。このような状況に鑑み、神戸大学では独自に定めた環境憲章のもと、環境マネジメントを推進するための基本方針を制定し、廃棄物等の環境負荷低減を目指した3R活動、有害物質の管理や省エネルギー意識の啓発、環境改善に資する学生の育成、環境に関する研究プロジェクトの推進など、息の長い努力を継続しています。神戸大学が果たすべき役割基本理念神戸大学は、世界最高水準の研究教育拠点として、大学における全ての活動を通じて現代の最重要課題である地球環境の保全と持続可能な社会の創造に全力で取り組みます。私たちは、山と海に囲まれた地域環境を活かして環境意識の高い人材を育成するとともに、国際都市神戸から世界へ向けた学術的な情報発信を常に推進し、自らも環境保全に率先垂範することを通して、持続可能な社会という人類共通の目標を実現する道を築いていくことを約束します。基本方針  環境意識の高い人材の育成と支援  地球環境を維持し創造するための研究の促進   率先垂範としての環境保全活動の推進1. 2.3. 「神戸大学ビジョン」の達成に向けて、環境マネジメントを推進するための基本方針を2016年3月に制定しました。この方針に基づき、環境保全活動を実施しています。環境マネジメントに関する方針第3期中期目標期間における環境マネジメントを推進するための基本方針Ι. 3R活動の推進ΙΙ. エネルギーの使用の合理化に関する取り組みΙΙΙ. 環境マネジメントサイクルの実施と継続本学の全構成員によりリデュース、リユース、リサイクル(3R)を推進し、資源の消費量を減らすと同時に廃棄物を積極的に削減していきます。エネルギーの有効な利用を推進することにより、原単位*でエネルギー使用量を年平均1%以上削減することを目指すとともに、全学のCO2排出量の削減に努めます。*原単位とは、建築物の延べ面積あたりを示す。環境マネジメントを推進するために必要な行動計画を立案し、PDCAサイクルを実施し、継続します。環境憲章62

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