神戸大学の教育研究活動に対し、日頃より温かいご理解とご支援を賜り、厚くお礼申し上げます。 神戸大学は、神戸高等商業学校の創立(1902年)から数えて間もなく120周年の節目を迎えます。阪神・淡路大震災から25年が経ち、神戸の街とともに神戸大学も大きく変わってきました。さらに今年は、新型コロナウイルス感染症という新たな試練によって、いっそうの変化が求められる年ともなりました。 神戸大学には、「学理と実際の調和」という建学以来の理念があります。社会は変化していきますが、現代でも、あるいは未来においても常に社会課題を解決するために新たな価値の創造に挑戦し続けることが神戸大学の使命であり、今もビジョンとして掲げ活動を展開しています。同時に、総合大学としての強みを活かし、様々な連携・総合の力を最大限に発揮する卓越研究大学として世界最高水準の教育研究拠点の構築を目指しています。しかしながら、われわれが日々取り組んでいる活動について、ステークホルダーの皆様になかなか気づいていただけないと感じることがあります。積極的な情報発信を通じて、神戸大学をより知っていただき、そのブランドイメージを広く確立していかなければならないと痛感しています。 神戸大学が統合報告書を発行するのは今年で2回目となります。今号では「世界」「人」「地域」という軸で、神戸大学の取り組みとビジョンを紹介しています。統合報告書に対し様々な視点からフィードバックを頂戴することで、より高度な教育研究活動の推進を図って参ります。この統合報告書を手に取っていただいたステークホルダーの皆様のお力をお貸しいただくことができれば、神戸大学のビジョン達成に向けた大変心強い支えとなります。 今後とも、ご鞭撻・ご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。ステークホルダーの皆様へ理事 副学長(広報・組織連携・同窓会・基金担当)品田裕66
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