神戸大学 令和3年度 学生生活案内
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12345681012141619資料地図沿 革組 織18学 歌学生課202122− 44 −8 ハラスメント(1)ハラスメントの防止に向けて 神戸大学では、学生、教職員の一人ひとりが心理的、身体的に安全かつ快適な環境で勉学に研究に仕事に専念し、充実したキャンパス・ライフを送ることのできる大学を目指しています。 そのためには、安全で快適な教育・研究・労働環境を脅かすいかなる行為も黙認されるべきではありません。 皆さんは大学の中で、学部、学科、クラス、研究室やサークルあるいは職場に所属して、自由で幅広い人間関係をもつことができます。大学における人間関係は、男女の間、同性の間全てにおいても自由で対等な関係であり、互いに相手の立場を重んじることを前提としています。 皆さんが、充実したキャンパス・ライフを送ることができるよう、ハラスメントについて呼びかけたいと思います。ハラスメントとは? ハラスメントとは、「嫌がらせ」を意味します。誰かがあなたに対して、あなたが望まない言葉や態度により、屈辱や精神的苦痛を感じさせたり、不快な思いをさせたりすることです。大学という環境の中では、教職員が学生に対して、あるいは学生同士、教職員同士の間などで、自らの優位な地位や権限を利用して、逆らえない立場にある相手に対し、相手の意に反する性的な性質の言動、飲酒の強要、嫌がらせ、いじめ、研究妨害、就労上及び修学上の機会・条件・評価等での差別のような行為が、最も典型的なハラスメントといえます。 教員には成績評価等の権限が与えられており、クラブ活動やゼミナールなどでは学生同士の間にも先輩と後輩、上級生と下級生の上下関係があるため、研究室、教室、部室など大学の外から見えにくい狭い空間は、ハラスメントが起きやすい環境にあるといえます。 また、職場においても同じようなことがあります。 なお、ハラスメントには、以下のような種類があります。①「セクシュアル・ハラスメント」…教職員又は学生等が他の教職員又は学生等に、言葉、視覚、行動等により、就労、就学、教育又は研究上の関係を利用して、相手の意に反する性的な性質の言動等を行うこと及びそれに伴い、相手が職務及び学業を行う上で利益又は不利益を与え、就労、就学、教育及び研究のための環境を悪化させること。②「アカデミック・ハラスメント」…教職員又は学生等が他の教職員又は学生等に、優位な立場や権限を利用し又は逸脱して、その指示、指導等を受ける者の向学意欲、労働意欲及び教育研究環境等を阻害又は悪化させる結果となる不適切な言動等を行うこと。③「パラーハラスメント」…教職員が職務上の地位若しくは権限又は事実上の上下関係を不当に利用して他の教職員又は関係者に対して行う就労上の不適切な言動等を行うこと。④「マタニティ・ハラスメント」…教職員が他の教職員に、妊娠、出産又は育児を理由として、労働意欲及び教育研究環境等を阻害又は悪化させる結果となる不適切な言動等を行うこと。⑤「アルコール・ハラスメント」…教職員又は学生等が他の教職員又は学生等に飲酒の強要を行うこと。⑥「その他のハラスメント」…教職員又は学生等が他の教職員又は学生等に誹謗、中傷、風評の流布等により人権を侵害することとなる不適切な言動等を行うこと、又は障害を理由とする差別により障害者の権利利益を侵害すること。

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