国際文化学研究科 文化相関専攻 小林 達哉 【2018年9月~2019年6月 国際文化学研究科博士課程前期課程2年次 ロシア・サンクトペテルブルク大学留学】体験談交換留学体験談自分が知らない世界を知りたい。その思いから、留学を決意しました。留学先は、ロシア・サンクトペテルブルク大学。学部のときにロシア語やロシア史を勉強していた私には、この大学以外の選択肢はありませんでした。留学中は、講義の準備に追われました。英語で行われる留学生対象の授業を受けるのは、世界中から集まった優秀な学生ばかり。彼らが流暢に話す英語に圧倒されつつも、議論に参加出来たのは、時間をかけ十分に講義の準備をしたからだと思っています。でも、それ以上に大変だったのが、ロシア語で行われる現地の学生対象の講義でした。学生の発表をその場で理解し、発表者に質問することが求められました。逆に、自分が発表するときは、質問に答えなければなりません。全てロシア語でやり取りするため、とても苦労しました。が、これらの講義を通して、語学力が鍛えられ、たくさんの物事を知ることができました。またそれ以上に、議論をした学生たちは、かけがえのない友人です。当然のことですが、留学では、環境がこれまでとは大きく変化します。ドイツ人とドイツ映画を観ることも、コロンビア人と図書館に行くことも、友人に会うためにスペインに行くことも、日光浴をするためにイスラエルに行くことも、それまでの自分からは生まれなかった発想です。そこで出会う人や文化に触れて、自分の「当たり前」を疑う。世界を知らない自分に焦る一方で、少しずつ、自分の世界が広がっていく、この感覚は日本ではなかなか味わう事が出来ません。自分が想像する留学生活を送るのではなく、想像もつかない世界に飛び込む。そうすれば、少しずつ、知識や関心が広がっていきます。帰国後の世界は、これまでとは大きく違って見えるはずです。未知の世界に飛び込む国際人間科学部 グローバル文化学科 山田 愛美 【2019年2月~2019年11月 国際人間科学部3年次 クイーンズランド大学留学】体験談留学での出会いと成長留学は、私の高校生からの夢でした。海外に行って新しいものをたくさん見てみたい。英語を話せるようになりたい。そのような思いと、開発途上国の平和問題について勉強したいとの思いから、オーストラリアのクイーンズランド大学に留学を決めました。留学先では毎日が本当に濃くて、楽しい日々でした。私は寮生活をしていたため、様々な国から来た人々との出会いが多くありました。一緒に料理を作ったりマーケットに行ったり毎日図書館で勉強したり。日常の話から時には政治について深い話もできる、かけがえのない友達を得られたことは私の留学生活の財産です。またオーストラリアの広大な海や可愛い動物たちにも心癒されました。目標であった語学力向上ですが、留学当初は英語が聞き取れず授業についていくのも必死で投げ出したくなりました。しかしとにかく積極的に誰かと話すようにし、ジェスチャーを使ってでもコミュニケーションをとるよう心がけました。そのうち、気付いたら英語を使うことに抵抗を感じなくなっている自分がいて、成長を感じて嬉しかったです。それが自信にもなり、将来英語を使って日本と海外の橋渡しができるような仕事をしたいという夢もできました。留学生活の醍醐味は、人との出会いを通して視野が広がることだと思います。留学をすると、様々な人と出会います。そこから新しい価値観を知り、日本や自分について客観的に見つめることができます。壁にぶつかることもあると思いますが、それも含めて自分が成長できる素晴らしい機会です。海外や英語に興味がなくても、おもしろい経験をしてみたいという思いだけでも留学に挑戦してみる価値はあります。もし少しでも興味があれば、ぜひトライしてみて下さい!Kobe University19
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