神戸大学 大学案内
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工学部工学部世界を席巻する自動車、デジタルカメラ、精密機器などの開発と製造といった日本の産業の基盤を支えているのは機械工学です。また、人類が抱えるエネルギー問題や地球温暖化問題なども機械工学なくしては解決できません。現在では、ナノテク、バイオ、ロボット、医療、環境など機械工学の応用分野は広がり、社会のニーズに対応した発展が求められています。このように、常に最先端の技術開発に挑戦し、社会を変革するのが機械工学です。本学科では、ハードとソフトの両面から、先端的かつ高機能化された多数の要素技術を統合・融合することにより、社会と環境との調和を保ちつつ、高度化した機械システムの設計、製造、制御までの幅広い機械及びその関連分野の教育研究を行っています。そして時代のニーズに応えられる技能と見識を備え、国際的な視野をもった技術者・研究者を育成します。近年のあらゆる科学技術の急速な進歩を支えるには、材料革命といわれる精密、あるいは高度な機能を有する物質、素材、材料の開発と高度生産技術の開発が必須になっています。応用化学科は、これらの理念により従来の工業化学科と化学工学科を統合して生まれた工学の総合的な化学系学科です。本学科では、分子レベルのミクロな基礎化学から分子集合体である化学物質・材料への機能性の付与、機能性の発現、物質の創製及び生産技術への生物機能の工学的応用など幅広い内容の教育・研究を行っています。人類の平和と発展のため、プラスティック、金属、セラミックなどの基礎素材を生産するだけでなく、医工学、バイオテクノロジー、食品工学など広範な工学において多大に貢献していける、将来の化学工業を担う技術者・研究者を育成していきます。高性能化、高知能化する情報システムを構築したり、急速に進展する高度情報化社会の中で活躍できる人材を養成するためには、幅広い分野の教育・研究が必要となってきます。神戸大学の情報知能工学は、「情報」を媒体として既存の諸工学分野を有機的に結合し、「知能」による創造的プロセスを追求するとともに、次世代の知能化情報システムを創出するこれまでにない新しい学問領域です。本学科では、計算機を中心とした情報システム技術、情報の計測及びパターン認識に関する情報認識技術、システム技術と人工知能技術を統合した知的システム技術など、情報知能技術者として身につけておくべき専門分野の教育と研究を行っています。それにより、創造性豊かな思考と研究開発能力を備えた、時代の要請に応えられる技術者・研究者の育成を目指します。学部の特色1神戸大学工学部は、創立以来の伝統である自由闊達な気風を保ち、世界とつながる「知」の拠点として多くの優れた教員や学生が集い、知的好奇心を高めながら自由に勉学、研究ができます。海外協定大学などへの留学の機会も多くあります。2創造性の礎となる知識を身に付けるため、しっかりとした基礎教育を実行します。また各研究室では最先端の研究が行われており、研究室配属後の卒業研究では、教員による個別指導のもとでそのような先端研究の一翼を担い、自主性と創造性を養うことができます。3卒業生の約7割が、より専門性の高い学識を修めるために大学院に進学し、高度な先端研究を推進します。3万余名にのぼる卒業生/修了生の多くが、技術者、経営者、研究者として国内外の民間企業、国や地方公共団体等で広く活躍し、高く評価されています。自分のやりたいことを学べる場所やりたいことはやってりゃ見つかる自動運転や人型ロボット等、少し前まではSFでしかなかった技術が次第に現実のモノになりつつあります。そんな未来のモノづくりに憧れてこの学科を選びました。講義では基礎的な理論を学ぶだけでなく、多岐にわたる実験・実習を通して実際のモノに触れることができます。特にエンジンの分解・組み直しを行ってその仕組みを観察する実習は印象に残っています。同時にプログラミング学習を通してソフトな面の学習を進めることもでき、自分のやりたい勉強を見つけるきっかけになりました。また、勉強以外でも部活やサークル等を通して沢山のかけがえのない仲間と出会えました。学生メッセージ機械工学科 4年大西 亮賛高校の頃の私には「やりたいこと」が特になく、神戸ってオシャレで楽しそう、物理の力学は割と好き、といった程度の理由で大学を選びました。しかし、入学後は大学が充実した環境と情報を与えてくれたため、興味の幅を広げながら目の前の勉強や研究に精一杯向き合い続けることができました。その結果として身についた知識や考え方は私が従事するコンバインの設計・開発業務において大きな財産となっています。私と同じように「やりたいこと」が曖昧な人もいると思いますが、神戸大学の機械工学科に進む理由が何かひとつでもあればそれで十分です。大事なのはそこで何をするかです。卒業生メッセージ機械工学科平成24年3月卒株式会社クボタ田代 元実社会の問題解決のために自然界の原理を追求し地球環境と共生できる科学・技術を開拓することで誰もが幸福な未来社会の実現に貢献する神戸大学工学部の歴史は、1921年に設立された旧制神戸高等工業学校から始まり、2021年には創立100周年を迎えます。本学部では、開学の精神である「学務と実務の両立とこれを支える自主的研究の尊重」を重んじ、まず幅広い教養と基礎的な専門教育を行った上で、先端研究を通して創造性と学識を深める教育を行います。これにより、国際社会の様々な場面で活躍できる技術者、革新的な技術開発の舵取りができるプロジェクトリーダー、新たな「知」を生み出す研究者となる人材を育成します。最先端の技術で産業を支え、社会を変革する機械工学科より高機能な材料や新しいプロセスを開発応用化学科高度に知能化された情報システムを構築情報知能工学科Kobe University39

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