神戸大学 大学案内
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3人の学生に志望理由、受験勉強、学生生活、将来の目標、受験生への応援メッセージを語ってもらいました。伝えたい!神戸大学の「学び」と「学生生活」学生×学生×学生「座談会」神戸大学と今の学部を志望した理由を教えてください。寺本 中学生の時に英語弁論大会に出場するため、ネイティブの先生と練習するうちに英語が好きになりました。神大には世界中に海外協定校のネットワークがあり、留学が必須の「グローバル・スタディーズ・プログラム」を展開していること、英語以外の政治、経済、宗教、アートなどを幅広く学べるところに魅力に感じ、志望しました。屋良 長く活躍できそうな薬剤師や、製薬会社、化粧品メーカーの開発職に興味をもっていました。神大の工学部応用化学科では薬の勉強ができますし、自宅がある堺から通学が可能であることも決め手になりました。中村 小学生の頃から法律に関心がありました。オープンキャンパスに参加し、パンフレットやネットの情報からは伝わらない神大の雰囲気に触れ、授業について先生から直接話を聞き、神大をめざそうと決めました。高校時代の受験勉強と、入試方法について教えてください。中村 1年生の冬から受験勉強を始め、「授業・部活(野球部マネージャー)・塾」のルーティンを欠かさず続けました。先生から「部活や、ともしびプロジェクト(東日本大震災の復興支援の一環)の活動が評価されますよ」という理由で「志」特別入試を勧められました。一般入試を受験するつもりだったので気が進みませんでしたが、提出書類を書きながら「大学で何を学び、将来は何をしたいか」をじっくり考えたことがきっかけで、「志」特別入試に挑戦する気持ちを固めました。第1回の「志」入試だったので過去問題がなく、一次試験の筆記試験は特に対策を立てていません。二次試験の口頭試問と面接は国内外の時事問題を頭に入れて臨みましたが、想定外の質問をされました(笑)。合格したときは驚きと喜びでいっぱいになりました。屋良 2年生までバスケットボール部の活動と遊びが中心で、成績は40人中30番台でした。3年生からスイッチを切り替え、夏休みは1日10時間、冬休みは12時間勉強し、家ではドライヤーで髪を乾かしたり、ご飯を食べたりする時間も惜しんで参考書を読みました。やる気が出ない時は顔を洗う、音楽を聴くなどして気分転換をはかりました。スマートフォンに勉強時間を可視化できるアプリを入れ、待ち受けはオープンキャンパスで撮った工学部の校舎の写真にしてモチベーションを保ちました。友達と励まし合いながら受験勉強を乗り切り、一般入試で合格を果たすことができました。寺本 1年生まで、成績は後ろから数えたほうが早いくらいでした。アメリカに留学したのを機にTOEFL®の勉強を始め、空き時間はリスニング、2年生から毎日400字の英作文を作り、英語の先生とALTの先生に添削していただきました。先生からTOEFL®を活かせる推薦入試を勧められ、合格しました。すごくびっくりしましたが、第一志望に合格できて本当にうれしかったです。神大でどのようなことを学んでいますか?屋良 2回生から工学部のキャンパスで本格的な化学の勉強が始まりました。4カ月のギャップタームを利用し、インターン生として院生と4回生に混じって高分子の研究室に入る機会を得ました。1カ月間の研究生活を通し、将来、研究職に就いた自分をイメージすることができました。3回生からは実験とレポートに明け暮れる生活が始まります。オンライン授業では実験ができないので、実験の開始が待ち遠しい一方で、気が引き締まります。中村 1回生で一般教養、法学の入門科目として政治、法律、国際の3科目、憲法と民法のほか、現役の弁護士によるプロボノ活動の一環で講義を受けました。弁護士は自分の考えに基づいて、環境問題やボランティアなど幅広い活動に取り組んでおり、人々の暮らしに身近な存在であることを学びました。法律を英語で学ぶ授業も新鮮で有意義でした。寺本 一般教養を学ぶ中で、日本とは体制が異なる中国の政治に興味を持つようになりました。中国人の先生のゼミで、中国のナショナリズム、日中や米中関係、ウイグル問題等を研究しています。神大は留学がしやすく、友達はアフリカや台湾など世中村 水咲さん法学部法律学科 2年屋良 みなみさん工学部応用化学科 3年寺本 研心さん国際人間科学部グローバル文化学科4年Kobe University66

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