神戸大学 統合報告書 2022
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活動受講科目課題・データ・資金提供技術提供・分析結果志願・貢献雇用・実践教育社会で起きている変化、データ・AI利活用の最新動向や活用領域、実用事例に触れ、AI倫理やプライバシー保護など留意事項を理解した上で、適切にデータ解析する基礎を修得。自分の手で基礎的なデータ分析を行えることを目標とし、Google Colabを使ったオンデマンド講義とリアルタイム演習により、プログラミング基礎を短期間で効果的に修得。本学が提供するPBL課題(受講者組織で課題設定から行うカスタムPBLも可)に対し、データサイエンス・AI技術によるソリューションを3〜5名程度のグループワークで導出。インターネットや情報技術の発達により、ビッグデータやAIの活用が可能になった現代社会。本学では、デジタル社会の変化に対応するDX人材の育成を目標として、様々な教育を展開しています。令和4年度より全学部の1年生を対象に開講している「データサイエンス基礎学」では、デジタル社会の読み書きそろばんと言われる数理・データサイエンス・AIの基礎社会の様々な分野でデジタル技術を用いて活躍するDX人材の育成が求められています。本学の「次世代DXリーダ育成プログラム」では、企業や自治体、教育機関の就業者を対象として、DX分野における応用基礎レベルの能力を育成し、リスキリング及びキャリアアップへとつなげます。このプログラムは、文部科学省令和3年度「DX等成長分野を中心とした就職・転職支援のためのリカレント教育推進事業」に採択されました。(2022年6月発表)プログラムを通して、技術系に限らず、総務や人事など様々な部署で勤務する人々がデータサイエンスやAIの知識・スキルを身につけることができます。プログラム修了後は、各自の勤務先で新たな価値の創造や組織内DX推進、次世代の人材育成を担うDXリーダーとして活躍することが期待されており、社会のデジタル人材不足の解決に向けた第一歩になると考えられます。共同研究、基礎理論習得、Pythonなどの言語スキル習得教育を提供。「学ぶ意義」や「使う楽しさ」を理解した上で、自身の専門分野にそれらを活かす手段を身につけます。例えば、私たちが普段使っている音声認識アプリはどのようなAIで実現され、どのように生活に定着してきたのかを学ぶことで、AIを正しく利用するための倫理や情報セキュリティを修得できます。また、「神戸データサイエンス(DS)操練所」実課題実データ問題解決データサイエンス・AI基礎Python基礎演習DX課題解決型PBLでは、社会で即戦力となる「尖ったデータサイエンティスト」を育成。データサイエンスやAIに対して高い志を持つ学生が、企業や公共機関から提供された実際のデータ解析課題の解決を通して実践的な演習を経験することで、Pythonなどの言語スキルをはじめとした本物の実力をしっかりと身につけられます。企業等基礎から実践まで、デジタル技術を身につける充実のプログラムリカレント教育でデジタル技術を学び、社会のDXを推進神戸DS操練所大学生23デジタル社会を見据えたDX人材の育成数理・データサイエンスセンター長 小澤 誠一教授TOPICS「人材」を創る

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