神戸大学広報誌『風』 Vol.18
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木下:前期は対面授業とオンライン授業が半々くらいでしたが、後期から全て対面授業になりました。農学部は実験が多いので、対面の授業も多いのかもしれないです。岡島:後期は対面授業が3コマ、オンライン授業が10コマです。全学共通科目や言語の授業はオンラインで、学部の専門科目は徐々に対面に戻ってきています。大人数で受ける授業や発声を伴う授業は、やはりまだオンラインでも仕方ないのかなと思います。野間:3年の後期で取っている授業も少ないのですが、全部で5コマのうち、実習が1コマ対面であって、あとは全部オンラインです。私は家が遠いので、オンラインで時間的には助かったところはあります。岡島:たしかに、オンラインだと大学への通学時間を他のことに使えますよね。特にオンデマンド形式だと、自分の予定、他の授業などを調整して受けられるのは便利だと思いました。ただ、一人で受けているので集中力を保つのは難しいです。木下:対面形式だとやっぱり友達に会えるのが一番嬉しいし、楽しいです。野間:部活は割と対面で活動できていて、月に1回くらいは部員に会えています。後期は学内でも天体観測ができるようになりました。部長として1、2回生にできるだけ対面の場をあげようと思って、晴れた日には観測会をしています。アルバイトは最近オンラインの家庭教師を始めました。移動しないで働けるので感染対策もできるし、楽だなと思います。岡島:写真部には6月頃に入部して、本格的に他の部員と交流できたのは夏休みの後半くらいからでした。木下:ダンスサークルでは学校祭などのパフォーマンスの場がなくなってしまったので、代わりにYouTubeで動画を公開しました。その動画を見て入部してくれた新入生もいて、やってよかったなと思います。アルバイトは塾講師と百貨店の惣菜屋さんで、お客さんが減ったことはありましたが、それ以外は特に変わらずに働けていました。岡島:一人暮らしで実家にも帰りにくく、前期のうちは早く対面授業にならないかなと思っていました。後期からは対面に戻りつつありますが、生活習慣が変わるため、慣れるまで大変かなと思います。また、オンライン期間中の他の学生の様子がわからなかったので、周りは友達を作り自分は孤立していないか、といった不安はあります。木下:入学したときはちょうど第一波で、みんな何もわからない状態だったけど、SNSを利用して同じ学部の人たちとつながることはできました。でも実際に会えたのは夏休み以降で、初めて会ったときは不思議な感じでした。一年半オンライン生活だったので、急に全部対面になって実験が大変です。後期になって人が増えた感覚だったんですが、これが本来の大学なんだなって思いました。野間:部活では対面での活動が制限される分、どうしたら充実した活動ができるか、何か新しいことができないか考えていました。いろんな人が部活のことを考えてくれたので、部内の雰囲気はよくなりました。私はコロナがなかった1年生の時に仲の良い友達ができたので、これからそういったことができるようになったらいいなと思います。||授業はどんな感じですか?||部活やサークル、アルバイトなどの状況は?||コロナ禍の学生生活全体を振り返っていかがで  すか?学生座談会新型コロナと神戸大学コロナ禍と向き合う学生たち18kaze Vol.18文学部人文学科1年■岡島 智宏OKAJIMA Tomohiro 写真部、学生広報チーム所属農学部生命機能科学科2年■木下 侑紀KINOSHITA Yuki ダンスサークルEtoile所属理学部惑星学科3年■野間 光葉 天文研究会所属NOMA Mitsuha神大・トピックスShindaiTOPICS大学の動向

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