神戸大学広報誌『風』 Vol.18
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アラムナイ※神戸大学基金へのご寄附は、確定申告を行っていただくと税制上の優遇措置を受けることができます。※神戸大学基金については、ホームページもご参照ください。基金担当の理事・副学長の奥村弘です。常々神戸大学基金を通じて学生や神戸大学の発展にご協力いただきありがとうございます。私は、1983(昭和58)年に文学部を卒業、本学大学院を経て、1991(平成3)年に文学部に助教授として着任しました。以来、30年間神戸大学にお世話になっています。専門は日本近世近代史、とくに地域社会の形成がテーマですが、阪神・淡路大震災を経験し、地域の歴史資料や震災資料の保存、地域の歴史文化の継承、発展という課題にも取り組んでいます。阪神・淡路大震災被災地での歴史資料保存活動の際には、地域にお住まいの卒業生の皆様に多大な励ましと支援をいただき、本学が、多様な文化を支える上で、大きな役割を果たしてきたことを実感いたしました。現在、コロナウィルス禍で学生の皆さんの状況は厳しく、クラブやサークル、研究室で受け継がれてきた研究慣習など、学生が支えてきた多様な大学文化も危機にあります。この危機に際して、学生の生活を守り、彼らが担う多様な大学文化を未来に継承・本学の硬式野球部はこの秋、近畿学生リーグで35年ぶりの優勝を果たし、明治神宮野球大会(全国大会)初出場に向けた関西地区代表決定戦に臨みました。10月31日(日)大阪南港中央野球場で開催された対天理大学戦の試合には、硬式野球部OB会(渡辺文明会長他)、現役学生、応援団(現役・OBOG)、アメフト部OBOG会、漕艇部OBOG会、陸上競技部OB会、準硬式野球部OB会の皆様はじめ、大村直人理事(学生担当)、髙田義弘先生(人間発達環境学研究科)、広報課、卒業生・基金課等の大学関係者が駆け付け、現地での応援は大変盛り上がりました。同窓会・学友会・育友会発展させていくことが、喫緊の課題となっております。神戸大学は来年120周年を迎えますが、周年募金は、このための重要な原資となるものです。具体的には、学生の海外派遣、奨学金給付、課外活動をはじめとするキャンパスライフの充実、キャリアサポートの支援、学生や研究者が自由に交流できるグローバルハブキャンパスの実現等への支援など多くの活動を促進していきたいと考えています。 次世代を担う学生と大学の研究教育への応援を神戸大学基金へのご寄附の形でお願いできれば幸いです。第一戦の対天理大戦は3対5で敗れましたが9回裏の2ランホームランで応援者も選手も飛び上がって喜ぶことができました。残念ながら本大会出場を逃しましたが次回を期待したいものです。今回の応援の呼びかけには、今年4月に設立した任意団体である「神戸大学公認(体育会系)課外活動団体OBOG会連合会」[会長:新垣恒則さん(1965年経営卒、馬術部OB)]のネットワークが大いに活躍しました。連合会は各課外活動団体OBOG会と連携し、現役課外活動団体の活動を応援していきます。22神戸大学基金神戸大学基金検索神戸大学基金だより/アラムナイ基金担当理事のご紹介と創立120周年記念募金のお願い硬式野球部が35年ぶりに近畿学生リーグで優勝〜明治神宮大会を目指す野球部を多くのアラムナイが応援〜神戸大学基金だより

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