This is SHINDAI 神大生による等身大の受験アドバイス本
76/100

すみません、別に浪人を勧めたいわけではないのです。ただ、私がここで言いたいことは、何があ っても結局なんとかなるよってことです。この受験に自分の人生のすべてがかかっていると思って、めちゃくちゃ焦ってしまう受験生がけっこういます。でも、失敗したからといって別に死ぬわけではありません。ちょっと実力が足りなかったかな、大学が自分に合ってなかったかな…その程度です。しかも「想定外の進路」で新しい自分が見つかったり、成長できたりするのです。あまり気負いすぎず、でもだらけることなく、自分にできることをコツコツ頑張ってください。もちろん、現役で合格できるのであればそれに越したことはありません。もし現役時代の私と一致していたら要注意。現役生でも受かる人は受かるので、世の浪人生に負けず頑張ってください!もちろん浪人生もがんばってね!! …ごめんなさい、終わるつもりでしたが最後の最後にもう一つだけ。現役時代、浪人時代と2回同じ学部学科を受けたからわかるのですが、どうやらセンターで軽く失敗しても合格できるみたいです。私は現役時代のセンター得点率が74%でした。どこの塾のリサーチでも神戸大はD判定で、本当にもう望みはないんだろうな、と半分諦めて二次に挑みました。しかしいざ神戸大に入ると、「セ・周りなんて気にしないで勉強すること。「みんなやってないし…」とかはダメ、絶対。 ・受験においてプライドなんて邪魔なだけ。とっとと捨てましょう。 ・塾は嫌いになってはいけない。もちろん勉強も。 ・「現役生はE判定でいい」が当てはまるのは、センター直前で死ぬ気で追い上げることができる人のみ。 ・いろんな参考書に手を出さないこと。別に1冊に絞れとまでは言いません。 ただ闇雲に参考書を買うのはお金と時間の無駄なのでやめましょう。 ・土台が固まっていないのに応用問題が解けるはずがない。これほんと!! <浪人時代の話> 私立に行く気はなく、神戸大に行きたかったので大手予備校で浪人しました。浪人が始まった4月の記述模試でいきなりA判定(まだ現役生が全く点数とれないので判定は高く出ます)だったので、「1年間A判定をキープしよう」と決意しました。予備校は授業すべてが受験対策で、先生方もプロのなのでとにかくわかりやすかったです。日々の授業の予習復習が大事であるということを毎日のように言われ、とにかくそれをこなしている感じでした。もうこれ以上跡がないというプレッシャーなどもありましたが、素敵な友達や先生にたくさん出会い、結果的に浪人生活は最高の人生経験になりました。今でも浪人時代の友達とは電話し合うような仲です。結局無事合格し、今こうして皆さんへのメッセージを書いています。 76

元のページ  ../index.html#76

このブックを見る