神戸大学広報誌『風』 Vol.20
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|動画を企画しようと思ったきっかけは?|企画を進める中で大変だったことはありますか?|撮影を終えたときの感想は?|どんな動画になっていますか?|この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします。神戸大学が創立120周年を迎えると知って、大学を盛り上げるために何かしたいと思ったのがきっかけです。応援団は新型コロナウイルスの影響で、試合に足を運んで応援する機会が減り、応援に行っても声出しが制限されたりしていたのですが、実際の試合の応援以外にも大学全体を元気にすることができたら、と思いました。また、他の学生や団体と関わる機会も減っている中で、多くの人を巻き込んで一つのものを作りたいと思い、この動画作成を提案しました。そこまで大変だと感じたことはなく、周りの方に頼りながら進められました。企画も粗い段階から「こんな動画を作りたい」ということを大学職員の方に相談して、そこから細かな演出などを決めていきました。最初の一押しをしたのが僕で、あとはどんどん回っていったような感じです。しいて言えば、最初に言い出す勇気ですね。応援団としては、今年7代ぶりにチアが復活しました。振り付けは過去の動画を参考に練習できましたが、ユニフォームの発注など何もないところから決める部分も多く、貴重な経験になりました。企画段階で学長に説明をする機会もあったのですが、フレンドリーに話していただいて、僕たち学生の思いを大事にしてくれてるんだなと感じました。自分のアイデアからみんなの協力を得て、多くの人を巻き込んでここまで大きなことができたという満足感がありました。参加した方からも、他の団体と一緒に活動できて良かったという声をいただきました。また、試合の応援をするだけではない、応援団の新たな側面をみて、後輩がいい表情をしていたのが嬉しかったです。僕より下の代は、学生生活のほとんどがコロナ禍で、他の人と関わる機会や、一歩踏み出す勇気がある人が少なくなっている印象があります。そんな状況だからこそ、踏み出す勇気をもっているのが応援団であってほしいと思っています。この思いを伝えることが今回のひとつの目標だったので、後輩にいい姿を見せられたと思います。他大学では応援団は体育会に所属していることが多いのですが、神戸大学の応援団は体育会にも文化総部にも所属しておらず、「応援団」として独立しているんです。これは設立当初から、部活動の偏りなく大学全体を盛り上げるという意思があったからだと聞いており、その意識は今も大事にしています。創立120周年のお祝いと、これまで積み上げてきたものへの感謝、そして今後の発展に向けた応援がテーマになっています。特に新型コロナウイルスは、今の学生にとって逃れることができないものですが、そんな状況の中でも学生がそれぞれの困難をのりこえて、今も笑顔で楽しく活動を続けていることが伝わる動画になればいいなと思います。神戸大学は温かい人が多く、勇気を出して何かを始めれば、応援してくれる人がいる環境です。僕も応援団の団長として、頑張るみなさんを応援しています!15神戸大学応援団総部 http://kobe-ouendan.com動画は公式YouTubeチャンネルで公開します。ぜひご覧ください!応援団 団長 経済学部 4年古田 徳幸 FURUTA Noriyuki神大生の挑戦神大生の挑戦

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