神戸大学 農学部・大学院農学研究科 2021-2022
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資源生命科学専攻Bioresource Science25日常生活を支えている資源植物である食用作物、園芸植物、産業用植物および樹木の生理、生態、遺伝学的特性を理解し、それらの生産性と品質の向上を目指した教育研究を行います。森林生態学、樹木生理学・組織学、森林病理学などの基礎知識をもとに、森林や樹木の機能を解明し、人工林や里山、原生林、社寺林、都市緑地など様々なタイプの森林について、それらを資源として活用しながら生態系として維持していく課題に取り組んでいます。 森林資源学園芸植物の繁殖様式は、受粉・受精・種子形成の過程を経る種子繁殖と、それを経ない栄養繁殖に大別され、種子形成過程は果実の結実にも関連します。これら繁殖のメカニズム(仕組み)を解明・制御し、種苗・果実生産に貢献するための教育研究を行います。園芸植物繁殖学食用作物や工芸作物は多様な環境で栽培されています。それらの環境適応性や物質生産能力を生理学的・生化学的な手法やバイオテクノロジーを利用して解明し、作物の生産力の改良と持続的生産の確立を目指した教育研究を行います。資源植物生産学畠中 知子 准教授 ・ 笹山 大輔 助教作物の在来品種や近縁野生種などの遺伝資源の利用による画期的な品種育成をめざして、分子マーカーを利用した農業上有用な遺伝子の検出と同定ならびに形質発現作用の解明を通じて、新たな育種素材の開発と育種効率の改善に貢献する教育研究を行います。 植物育種学石井 尊生 教授 ・ 石川 亮 准教授黒田 慶子 教授 ・ 石井 弘明 准教授 ・ 東 若菜 助教安田(高崎) 剛志 教授 ・ 藤本 龍 准教授応用植物学講座稲、麦等の作物、野菜、花き、果樹などの園芸作物、牛、鶏などの畜産物について生産性、品質の向上および人や環境に優しい生産技術に関する研究を行います。もちろん、研究室内のみだけではなくフィールドで利用できる実践技術も開発します。食料生産フィールド科学岩本 豊 客員教授・岩本 英治 客員准教授・廣田 智子 客員准教授食料生産フィールド科学講座(連携)(後期課程のみ募集)遺伝子導入によって油脂含量が増加したシロイヌナズナイネの人工交配イネの幼苗育成UV-Bによるイチゴの病害虫同時防除世界の舌を魅了する「神戸ビーフ」和合花粉管森や木のしくみについて考える根から葉まで水を運ぶ樹木の通導組織不和合花粉管種子親花粉親F1自家不和合性の仕組みは?雑種強勢の仕組みは?水田に繁茂する強害雑草のノビエ0.5mm

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