神戸大学 国際人間科学部 2022
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私は社会心理学の分野に関心があり、ゼミではジェンダーについて社会的・心理的な両面側から検討する方法を学んでいます。最も関心があるのは、「らしさ」に縛られない生き方が可能になった社会にあたって、ジェンダーステレオタイプの現状―変化したものと変わらないもの―について検討し、理解を深めることです。これは私が男子に混じってスポーツを続けてきた実体験から生じた関心であり、このように自分の知的好奇心をくすぐる研究に取り組めるところに大学の魅力を感じています。卒業後は女性活躍に繋がる取り組みを行いたいと考えています。福成真琴 発達コミュニティ学科アクティブライフプログラム 4年 私は現在、ゼミで哲学について学んでいます。高校で学んだ倫理をきっかけに、もっと深く学びたいと思ったからです。ゼミでは参加者がそれぞれ好きな哲学者の著書を読み、みんなでとことん議論するので、様々な理論や考え方を理解し、多様な視点から考える力が鍛えられます。私が読んでいるのは、ジョン・ロールズという人の『正義論』という本です。50年ほど前の社会問題を論じた本なのに、現代の社会問題に結びつけて考えることができ、そこが面白く、また大事な点なのだとわかってきました。こうして学んだ、多様な視点から考える力は、きっと卒業後も活きる力になると思います。大岩響子 環境共生学科社会共生科学プログラム 4年私は、学級担任が行う、発達障害のある子どもへの支援に対して、周りの子どもはどう感じているのかについて興味が湧きました。特に、次の2つの点、①周囲の子どもの受け入れ態度の分析と、②発達障害のある子どもが、支援を受けやすくするための方法、について研究をしたいと思いました。そこで、発達障害臨床学のゼミに所属し、発達障害のある子どもに対する支援について学びながら、研究を深めています。卒業後は研究成果を活かして、質の高い教育と的確な支援が行える小学校の先生になれたらいいなと思っています。富山成希 子ども教育学科学校教育学コース 4年3 私は、2024年のパリオリンピックでは正式種目となり、最近では日本発のプロリーグが発足される等、近年注目が高まっているストリートダンスを対象に、認知科学的な研究をしています。ダンスと一口で言っても研究のアプローチは様々ですが、私の場合は、ソロとバトルでの初心者と熟達者の動きをマーカーレスモーションキャプチャにより数値化し、ストリートダンスの創造性の特徴を明らかにしようとしています。自分が所属するダンスサークルでの経験を生かして研究を進め、ダンスの発展の一助となるような実りある成果を得ることができればと思っています。木村亮太 グローバル文化学科グローバル・コミュニケーションプログラム 4年Message From Students

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