4 基礎医学研究医養成プログラムでは、医学科1年次から6年次まで継続的に研究に取り組める環境を構築しています。1年次の新医学研究コースは、大学入学当初より基礎医学に触れることを目的としています。2年次の基礎配属実習では、希望する基礎医学研究室に4週間通い、研究活動に集中します。3年次以降、研究継続を希望する学生を対象に、3～6年次の選択科目として医学研究を開講します。医学研究では、研究室における研究活動に加え、基礎医学ゼミ、学内研修会、他大学とのリトリート、国内外学会参加支援など、研究に関わる様々な活動をサポートします。卒業時には、継続して医学研究に取り組んでいる6年次の中で、原則1名に対し、神戸大学医学部医学科卒業生最優秀研究賞を授与しています。また、5年次からは特待生制度を設置し、1学年あたり2名を選抜します。特待生には最大24ヶ月間の給付金を支給し、医学部卒業後は大学院・早期研究スタートプログラムに接続します。基礎・臨床融合による基礎医学研究医養成プログラム医学部在学中から、最先端の医学研究を体験・実践できるMESSAGE先輩からのメッセージやりがいやコースの魅力について語ってもらいました。私はノーベル賞を受賞したiPS細胞やオートファジーの研究を知り、想像を超えた生命現象に好奇心をかきたてられ、入学後まもなく研究室に通い始めました。そこで見聞した議論や研究内容、論文、講演会に刺激を受け、自分も生命の謎に挑みたいと思い、医学部卒業前に大学院で研究し博士号を取得するMD-PhDコースに進みました。大学院ではストレスによる脳機能変化の解明に取り組んでいます。神戸大学では「基礎・臨床融合による基礎医学研究医の養成プログラム」により1年次から6年次まで研究に携わることができ、学会に参加したり、学内外の研究熱心な学生と交流する機会が得られます。神戸大学医学部医学科で研究に挑戦し切磋琢磨しましょう。沼 知里さんMD-PｈDコース（博士課程3年）研究とは、興味ある対象について、未知の真理を解き明かす行いです。聞こえはいいですが、そんなに平坦な道のりではありません。うまくいく時はうまくいくし、だめな時はさっぱりだめ。だからこそ、色んな人に挑戦してもらいたい。辛くても必死に頭を使って前へ進もうとすること、それは将来の「生きる力」と直結します。医学科進学をお考えの皆さん、このプログラムに参加して、将来に向けての大きな貯金を作ってみませんか。塚本 修一さん最優秀研究賞 受賞（令和元年度卒）※1 5年次での博士課程入学可 ※2 医学科休学●基礎医学研究医養成のプロセス新医学研究コース基礎配属実習基礎・臨床融合ポスト12研究ポスト学部教育研究ポスト大学院・早期研究スタートプログラム卒後臨床教育大学院12D4D3D2D1研修医学 部 教 育医学研究34大学院医学研究3456学 部 教 育基礎系ポスト56D1～D4MD-PhDコース※2医学研究学部臨床教育※1
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