神戸大学 大学案内
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神戸大学の教育Education of Kobe University1. 教育憲章(一部抜粋)教育理念神戸大学は、学問の発展、人類の幸福、地球環境の保全及び世界の平和に貢献するために、学部及び大学院で国際的に卓越した教育を提供することを基本理念とする。教育原理神戸大学は、学生が個人的及び社会的目標の実現に向けて、その潜在能力を最大限に発揮できるよう、学生の自主性及び自律性を尊重し、個性と多様性を重視した教育を行うことを基本原理とする。教育目的神戸大学は、教育理念と教育原理に基づき、国際都市のもつ開放的な地域の特性を活かしながら、次のような教育を行う。(1)人間性の教育:高い倫理性を有し、知性、理性及び感性の調和した教養豊かな人間の育成(2)創造性の教育: 伝統的な思考や方法を批判的に継承しつつ、自ら課題を設定し、創造的に解決できる能力を身につけた人間の育成(3)国際性の教育:多様な価値観を尊重し、異文化に対する深い理解力を有し、コミュニケーション能力に優れた人間の育成(4)専門性の教育: それぞれの職業や学問分野において指導的役割を担うことのできる、深い学識と高度な専門技能を備えた人間の育成2. 教育の概要2-1.学士課程教育(学部での教育)2-1-1.全学共通授業科目『人間と社会、人間と自然』に関する幅広い知識と深い洞察力を培い、これに基づいた創造力を涵養するとともに、知的教養人としての使命の自覚を促し、ますます複雑化していく社会の中で適正な批判力と判断力をもって行動しうる知性と能力及び豊かな人間性を育むことを目指しています。授業科目の区分など授業科目の例基礎教養科目自分が所属する専門分野以外の主要な学問分野について基本的な知識及び「ものの見方」を学び、理解することを目的とします。心理学、地理学、健康科学、数学総合教養科目多文化に対する理解を深め、多分野にまたがる課題を考え、対話型の講義を取り入れるなどの工夫により、複眼的なものの見方、課題発見力を養成することを目的とします。教育と人間形成、科学技術と倫理、日本酒学入門、ESDボランティア論外国語科目英語、ドイツ語、フランス語、中国語、ロシア語などの外国語の学力と教養を身につけます。Academic English Communication、ドイツ語初級情報科目コンピュータの操作技術を取得し、情報とその取り扱いに関する正しい判断力を養い、それらを日常生活や社会活動に活用できる能力を身につけることを目指します。情報基礎、情報科学健康・スポーツ科学講義と実習を通して、身体運動と人体の機能・能力との関わりについての知識、安全で効果的かつ効率のよい身体運動について、及び生涯にわたって健康で豊かな生活を送るための知識と実践能力を修得することを目標とします。健康・スポーツ科学講義、健康・スポーツ科学実習基礎その他必要と認める科目臨時に開設する全学共通授業科目で、開講科目のテーマと内容が概ね「人文・社会」系の場合は「総合科目Ⅰ」として、「自然・その他」系の場合は「総合科目Ⅱ」として開講します。総合科目Ⅱ(データサイエンス基礎演習)共通専門基礎科目専門科目を理解し修得するための基礎となる知識や技術を身につけ、基礎的な理論を理解し、学問的なものの見方を養うことを目標とします。力学基礎、線形代数、基礎無機化学、生物学実験2-1-2.高度教養科目自分野の専門性を身につけた学生が、「(1)複数の学問分野に関わる課題を学ぶことにより、高度な複眼的思考能力を修得し、異なる分野での価値観や解決手法を理解する」「(2)異なる分野の学生と協働して様々な課題に取り組むことにより、学生の自主性、コミュニケーション能力、チームワークなどの社会的能力、課題解決能力を身につける」ことを目的としています。学生は、所属学部や他学部の授業科目を履修します。開講学部など授業科目の例( )内は、開講学部など国際教養教育院、各学部高等外国語教育論(国際教養教育院)、人文学演習(文学部)、グローバル平和論(国際人間科学部)、ジャーナリズムの最前線(法学部)、ゲーム理論(経済学部)、トップ・マネジメント講座(経営学部)、地球および惑星大気科学(理学部)、地域医療システム学(医学部医学科)、国際感染症論(医学部保健学科)、建築の歴史と展開(工学部)、緑の保全の探究(農学部)、現代海洋政策概論(海洋政策科学部)  などKobe University12

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