神戸大学 大学案内
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国際コミュニケーションセンター現代ではあらゆる国の情報がキーボードひとつで簡単に呼び出せる世の中にあります。そうしたマルチメディアの発達や学術研究での国際協力を背景に、外国語の運用能力がこれまでにないほど強く求められています。それはスキル重視の運用能力だけでなく、異文化に対する深い理解力を伴う真のコミュニケーション能力です。こうしたニーズに応えるべく重層的な外国語教育を進めています。国際コミュニケーションセンターでは外国語研究および外国語科目に関わる教育についての企画、運営、実施などを行うとともに、国際学術交流・留学のための外国語教育支援を行っています。外国語学習のためのオリエンテーションやスキルアップをめざすアドバンストコース、TOEFLやTOEICなどの外部試験の実施、海外語学研修などの支援策できめ細やかに学生をバックアップしています。グローバリゼーションの進展、また電子技術の発展により世界が広がるようになった今、外国語を介して異文化と接触する環境はより身近になってきました。そうしたなか、国際コミュニケーションセンターでは、より高度で多様な外国語能力を育成するためのカリキュラム整備や、コンピュータを利用した外国語教育環境の導入、留学生との会話やコミュニケーションができるランゲージ・ハブ室の設置、授業外のプレゼンやライティング力の向上をサポートする英語支援プログラム(KALCS)など、さまざまな取り組みを行っています。実践的な外国語教育で国際人を育成さまざまな教育支援で異文化を理解神戸大学の学生にふさわしい外国語教育の企画と実践学習意欲の旺盛な学生の要求に応えうる学習環境の整備外国語教育の方法と言語の文化的背景、機能・構造の研究本学では、平成15年度より、国際コミュニケーションセンターにおいて、リスニング・スピーキング能力をはじめとする外国語能力の向上と異文化理解の強化を目的に、海外での短期外国語研修を企画・実施しています(開催研修・開催地は、年度ごとに異なります)。英語研修では、米国西部ワシントン州に位置するワシントン大学で実施される3週間の授業(8月下旬開始)にホームステイをしながら出席します。さらに、台湾の最高学府である国立台湾大学の学生と6ヶ月かけてオンライン協働学習に英語で取り組む国立台湾大学研修も毎年後期に実施されます。ドイツ語研修では、世界遺産にも認定されるほど美しい街並のオーストリアの古都グラーツに位置するグラーツ大学で留学生と寮生活を送りながら授業に1ヶ月(9月開始)出席します。フランス語研修は、古い歴史を持つフランス第二の都市リヨンで実施されます。研修先のリヨン・カトリック大学は、フランス語教育機関としての実績も豊富で、毎年50カ国からの研修生を集めています。留学生と寮生活を送りながら、大学の授業に1ヶ月(9月開始)出席します。このように、本センターの専任・特任教員が神戸大学の外国語教育の質的向上に資する理論的・実践的な研究を展開すべく、提携大学・研究機関等を訪問し、学術交流・意見交換を行っています。外国語能力の向上と異文化理解の強化へ世界的にも名高い大学へ外国語研修を実施海外外国語研修■これまでの主な派遣先大学言 語英 語ドイツ語大学名ワシントン大学(アメリカ)国立台湾大学(台湾)グラーツ大学(オーストリア)フランス語リヨン・カトリック大学(フランス)真の異文化コミュニケーションに必要な言語能力の育成と深い文化理解をめざしています海外外国語研修のホームページ:https://www.solac.kobe-u.ac.jp/sup-overseas.htmlKobe University19

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