神戸大学 統合報告書 2023
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世界トップクラス水準を目指してバイオ工学、ライフサイエンス、膜工学等の研究領域を特定し、国内外の研究組織や産業界、兵庫県、神戸市をはじめとする自治体との連携強化を推進して卓越した研究成果を創出する。人文・人間科学系、社会科学系、自然科学系、生命医学系にわたる多様な研究領域の卓越人材、研究シーズを活用するとともに、異分野間での連携を強化し、傑出した研究成果を創出する知の集積拠点を形成する。地域から地球規模に至る広範囲な社会課題の解決に向かって、新たな価値の創造や未来社会への実装を見据え、産業界や地域社会との連携により異分野共創研究創出基盤を構築し、SDGs(持続可能な開発目標)やカーボンニュートラル等を念頭においた新領域を開拓して、社会に貢献できる研究開発を推進する。文理横断的・異分野共創的な知や神戸スタンダードを備えた多様な人材を育成する。AI・データサイエンス教育体制とその環境を整備し、デジタル社会に適応できるリテラシーを涵養する。産業界や地域社会など広く活躍し、社会をリードしていく博士人材を育成する。急速に進化するデジタル技術・データサイエンスに対応するための社会人リカレント教育プログラムを開発して、実践的卓越人材を育成する。国際化を図った海外派遣プログラムを充実させ、全学的に展開し学生の海外派遣を促進して、グローバル人材を育成する。国際的なプレゼンスを高めるような優秀な博士課程後期課程学生やポストドクターなど若手研究者を育成するとともに、女性研究者の増加により多様な視点から学術研究や教育の活性化を促す。異分野共創型の地域連携を推進し、地域の担い手となる人材育成と産業技術基盤を構築するため、包括的な協定に基づく持続的な地域連携拠点を拡充する。神戸市や企業・国際機関(WHO、JICA)等との異分野共創を通じたグローカルな地域社会形成と、安心・安全の課題に応える異分野共創型の研究と教育を推進する。地域から地球規模に至る広範囲な社会課題の解決に向かって、新たな価値の創造や未来社会への実装を見据え、産業界や地域社会との連携により異分野共創研究創出基盤を構築し、SDGs(持続可能な開発目標)やカーボンニュートラル等を念頭においた新領域を開拓して、社会に貢献できる研究開発を推進する。産官学連携本部、(株)神戸大学イノベーション、学術研究推進機構を整備・強化する。企業関係者等の学外有識者により構成するアドバイザリーボード等を活用し、産業界や国際水準に基づく意見を研究教育に反映させるとともに、執行部と若手教員との意見交換会を開催し大学経営に反映させる。ステークホルダーとの対話を促進し、大学に対する理解・支持を獲得するとともに、相互の信頼性を高める。事務組織の業務改善・高度化をデジタル・トランスフォーメーションの活用等により戦略的に実施し、部署ごとの連携強化や魅力ある職場環境を創生し、教職協働を推進する。地域から地球規模に至る広範囲な社会課題の解決に向かって、異分野共創研究創出基盤を構築する。産業界との連携を促進するとともに、ファンド等の活用により大学発ベンチャーの起業支援等を通してイノベーション成果を社会において具現化する。国内外の大学や研究機関・企業との連携や世界有数の科学技術インフラの活用により先端研究を推進し、世界トップレベルの学術成果を創出する。中期財務計画に基づき、寄附金や企業との共同研究等を推進して獲得した外部資金や、土地・建物等の活用等により獲得した財源について、さらなる多様な財源獲得につなげ、資金の好循環により大学の財務基盤を強化する。マテリアリティ取り組み※国立大学法人では、2022年度から2027年度を第4期中期目標期間として設定しています。神戸大学は、真理探究の基礎科学研究、地域社会と共創する応用科学研究の推進・連携により新たな知と人を創り、社会に貢献する異分野共創研究教育グローバル拠点を目指しています。この目指すべき目標のもと、大学の使命、中期目標・中期計画、11未来社会に向けた新たな課題を解決する傑出した知の創出新たな価値を創造する次世代の卓越人材の創出社会との対話・共創に基づく社会実装や研究教育環境の整備経営基盤の強化神戸大学のマテリアリティ(重要課題)神戸大学のマテリアリティと戦略の特定

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