理事・副学長大学改革・デジタル化・評価 担当今回採択された文部科学省の「国立大学経営改革促進事業」は、各大学のミッションを踏まえた強み・特色ある研究教育活動を通じて、社会的インパクトの創出に先導的に取り組む国立大学に対して、経営改革の実装を実現・加速するために国が支援を行うものです。現在、神戸大学における収入は、運営費交付金に対して外部資金が8割程度にとどまっていますが、外部資金の獲得率や額を向上させること、そして獲得した外部資金を大学全体へ循環させ、異分野共創研究による傑出した知の創出や次世代の有能人材の育成を行うエコシステムとしての「デジタルバイオ・ライフサイエンスリサーチパーク」構想により、経営体としての動きを後押しすることが事業参画の狙いです。本構想は、構成する5つの拠点のいずれかが突出するわけではなく、バランス良くまとまっていることが特長です。2020年度にも同事業に一度採択されているのですが、その際はバイオものづくり拠点が中心となったもので、全学というよりは少し小さな規模で始まっていました。今回は「オール神戸」で取り組んでおり、規模・参加人数ともにこれまでの経営改革より大きなスケールになっています。法人化後の国立大学では「大学運営」から「大学経営」への変革が求められてきましたが、理事に就任して、そのことを改めて強く実感しました。今から2513「オール神戸」で挑む経営改革「大学運営」から「大学経営」へ大学改革担当理事インタビュー中村 保
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