神戸大学 統合報告書 2023
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■社会人リカレント教育神戸大学は「知と人を創る異分野共創研究教育グローバル拠点」として進化・発展し続けることを長期ビジョンとして、構成員一人ひとりが教育研究に対し、持てる力を最大限に発揮できるダイバーシティ&インクルーシブな環境づくりに取り組んでいます。社会人に対して開かれているリカレント教育では、政府におけるデジタル人材育成の取り組みと連携しながら、社会に不足するデジタル人材を輩出する仕組みを構築することを目的として次世代DXリーダ育成プログラムを数理・データサイエンスセンターで展開しています。リスキリング教育としては、本学が誇る「AIスマート空調システム」の社会実装を通じて、カーボンニュートラルの実現に貢献するとともに、企業の技術者にリスキリング・リカレントプログラムを実施しています。また、経営人材育成の面では、経営学研究科のMBAコースを通じて、在職のまま受講し産業界での中核的な人材になるべく、総合的な経営能力を養える独自のプログラムを展開しています。この他、法学研究科においては、若手中堅の弁護士等を対象として高度専門法曹プログラム(トップローヤーズ・プログラム)を展開しており、高度の実務的専門性を体系的に身に付けた国際的競争力のある法律家を養成しています。また、工学研究科では工学イノベーション人材育成と産学連携の加速を目的として、卓越研究・人材育成プログラム「インダストリアルマスター・ドクターコース(IMD)プログラム」を実施しています。主にIMDコンソーシアム参加企業や海外協定校との協働により、イノベーション創出型グローバル人材の育成と輩出を目指しています。RBEPRMリカレント教育推進室運営委員会海外協定校メルボルン工科大学南カリフォルニア大学キール大学天津大学国立台湾大学 などBJLリカレント教育推進室神戸大学MBAのコンセプトと特色企業の技術課題研究を通じた卓越人材の育成(IMDプログラム)参画企業群職業人生の長期化やICT技術の急速な発展に伴う産業構造の変化に伴い、個人に高度なキャリアスキルが求められていることを背景に、リカレント教育やリスキリングを推進する必要性が高まっている現代において、神戸大学では、文部科学省「成長分野における即戦力人材輩出に向けたリカレント教育推進事業」で採択された、数理・データサイエンスセンター(CMDS)の「企業と大学による価値共創を志向するDXエキスパート育成プログラム」、科学技術イノベーション研究科の「先端理系人材のイノベーション指向リスキリング」、保健学研究科の「地域共生社会の牽引人材を育成する重層支援Dxに関するリカレント教育」をはじめとする様々な事業を通じ、産業界や社会のニーズを満たすリカレント教育プログラムを開発・実施します。学内全体の取り組み、事業等の情報収集の推進大学全体の中長期的ロードマップの作成数理データ・大学教育部門先端膜工学研究センター医療デバイス創製医工学研究センター複雑熱流体工学研究センター先端スマート物質・材料研究センターIMDコンソーシアム研究に基礎をおく教育Research-Based Education大学教員と企業担当者の協働による企業技術課題研究の推進産学連携部門地域連携部門経営学の専門的理論の体系的な修得工学研究科付属センター群界面科学研究センターレジリエント構造研究センター減災デザインセンター卓越人材プロジェクト方式Project Research Method学際融合教育データサイエンス教育企業課題リカレント人材働きながら学ぶBy the Job Leaning国際共同研究派遣・グローバル感覚養成33包括的な社会人リカレント教育支援体制の確立「人材」の創出│社会人・教職員

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