■SDGs推進室SDGsの達成に向けて異分野融合や新学術領域における成果を活かし、全学の幅広い分野にわたりSDGsを目指した取り組みを推進するため、地域社会や産業界とも連携してSDGsの理念が共有できるよう努めるとともに、その取り組みの成果を広く国内外に発信していくことを目指して「SDGs推進室」を設置し、社会課題解決に向かって、新たな価値の創造や未来社会への大学の知の実装に取り組んでいます。また、SDGsの先進企業が集まったフォーラムや学生セミナーを開催している他、「SDGs推進プログラム学生委員会」や「学生環境会議」などの有志の学生を中心としたプロジェクトチームが学内外との連携や情報発信を行っています。■カーボンニュートラル推進本部カーボンニュートラル推進本部では、研究・社会共創、キャンパス、教育の3部門を置き、教職員・学生の全構成員がエネルギー・環境に対する理解を高めてカーボンニュートラル(CN)実現に向けた「神戸大学モデル」の基盤構築を目指します。具体的には①CNに資する活動・成果に関する情報を集約し、異分野共創による新たな活動を推進する基盤構築、②学内におけるCNへの取り組みを実証・分析・可視化し、それを発信・共有するCN活動の機会創出、③地域や分野、世代を超えてCNに資する人材育成に関する環境整備に取り組んでいます。エネルギー分野の研究者や学生環境会議と連携してゼロカーボンキャンパスを目指した光熱費の分析など具体的なプロジェクトが進行しています。■ウェルビーイング推進本部誰もが心豊かで幸せを実感できる社会の実現に貢献することを目的としてウェルビーイング推進本部とウェルビーイング先端研究センターを立ち上げて、広い分野で新たな概念や価値の創造に挑戦しています。ウェルビーイング(WB)社会の実現に貢献する学際的人材の育成、こころとからだの健康と発達を実現する環境整備や施策についての研究を総合的に集約したWBリサーチデータベースの構築とWB指標の開発、WBを通した地域社会との連携に取り組んでいます。また、WBをキーワードにして教育科目を集約して「KOBE Well-Being Study」として再編する計画を進めています。地球規模・世界規模のテーマであるSDGs、カーボンニュートラル、ウェルビーイングの3テーマにフォーカスした全学組織を設置して、学内リソースを集約することで新たな価値創造の取り組みを開始しました。このように社会的に注目されるテーマに対応する全学横断的な組織を設けることで、異分野共創による新たな価値の創出と、広い視野で社会課題をとらえて未来を切り拓く人材の育成に取り組んでいます。また、社会との対話や社会に貢献する人材を育成する観点から、学生ボランティアに対する支援も行っています。今回、本学はSDGs17項目のうち昨年に引き続いて9項目にエントリーし、「SDGs2:飢餓をゼロに」においては国内3位(世界61位)、「SDGs12:つくる責任つかう責任」では国内5位(世界96位)と高ランクを獲得しました。また、「SDGs9:産業と技術革新の基盤をつくろう」「SDGs14:海の豊かさを守ろう」「SDGs16:平和と公正をすべての人に」においても世界101-200位という高い評価となっています。37社会から求められる新たな価値創出に向けた環境整備THEインパクトランキング20232023年6月1日、イギリスの高等教育専門誌「Times Higher Education」が発表したTHEインパクトランキング2023で、神戸大学が総合ランキングにおいて全世界1591機関のうち101-200位にランキングされました。また、国内においては、神戸大学が他5校と並び3位となりました。THEインパクトランキングとは、国連のSDGs(持続可能な開発目標)の枠組みを用いて、研究、管理責任、現場における実践、教育といった分野で大学の社会貢献への取り組みを可視化するランキングです。TOPICS「環境」の創出
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