神戸大学 統合報告書 2023
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▶単なる改善・デジタル化推進に留まらず、分野および組織の壁を越えた協力関係を発展させた取り組み▶俯瞰的な視座からあるべき姿を見定め、これを実現するための課題を抽出・明確化するアプローチのもとでの変革を推進DX推進の神戸大学モデル構築・推進│プラス面向上とマイナス面削減による創造的活動支援拡充DXプロジェクト▶全体最適の視点から、あるべき姿の検討、課題の抽出・解決等DXプレイグラウンド▶新しいテクノロジーやアプローチを体験・体感できる場狙い▶創造的活動・知的活動を展開するための場・時間の確保取り組み▶教育、入試、研究、国際交流、産官学連携、地域連携、広報、施設整備、財務、人事、企画等の業務全般本学におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進は、単なる改善やデジタル化の推進に留まることなく、分野や組織の壁を越えた協力関係を発展させた取り組みとして、俯瞰的な視座からあるべき姿を見定めた上で、これを実現するための課題を抽出・明確化するアプローチのもとに変革を進めます。この変革によって、大学における創造的活動・知的活動を楽しむ場や時間を確保し、新たな課題を解決する傑出した「知」の創出、次世代の卓越「人材」の創出、研究教育「環境」の創出を実現します。これらを通じて持続可能な社会の発展に貢献し、ひいては本学のプレゼンス向上に資することを目指します。 DXの推進にあたっては、DX・情報統括本部を核とし、教育、研究、および業務において、それぞれ取り組み事例の調査、あるべき姿の検討、課題の抽出等を行い、個別課題の解決をプロジェクトベースで進めます。狙い▶時間、空間、分野、世代などの様々な制約を超越した創造的な学びを実現取り組み▶教育環境・教育支援、学修効果増進・学修管理等インタラクティブな学びボーダレスな学び教育環境学習支援シンプルな仕組み「身近なとこから始めるDX」を合言葉にDXのきっかけづくりDX・情報統括本部では、DX推進部門を中心に教育・研究・業務のあるべき姿の検討や課題の抽出等を行い、課題を解決に導くことを目的とした「DXプロジェクト」、新しい技術を気軽に体験できる場を提供し、本学教職員の「身近なとこからはじめるDX」を引き出すことを目的とした「DXプレイグラウンド」の2つの取り組みを柱に学内でDXを推進しています。全体最適の視点から、新たなデジタル技術の積極的な活用による既存システムの変革を目標とした上で、新たな技術やアプローチを取り込むための第一歩として本取り組みを開始しました。今後、様々なテクノロジーやアプローチを継続的に取り上げ、そこでの活動を通して本学にとって真に有益なソリューションを模索するとともに、実際の教育や研究、業務の場への還元につながるような取り組みとして引き続き実施していきます。狙い▶卓越した研究成果を創出・共創する知の集積、社会課題解決・新領域開拓のための異分野共創研究環境の整備取り組み▶研究企画、研究環境等多様なコネクション協働環境共創支援スマートな研究推進高度・良質な業務部署間連携教職協働拡充効率的・簡素な業務拡充39DXプレイグラウンドDXの推進TOPICS「環境」の創出

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