■外部資金獲得額の内訳特殊要因(コロナ関連補助金等)23.0億円(13%)財の循環■外部資金の獲得計画(第4期中期計画)本学では、第4期中期目標期間の最終年度である2027年度には、コロナ関連補助金等の特殊な増加要因がなくても、持続的に外部資金の獲得額を160億円とすることを目標として掲げています。2022年度は、計画を上回る159.7億円を獲得しました。この獲得額を今後も維持・拡大させて、目標を達成するために、下記のような様々な取り組みを実施しています。0002027(年度)特殊要因以外159.7億円(87%)補助金26.4億円(17%)2092272442631851932150246322742264163610218411011001019899229233226224210199200520062007200820092010外部資金(計画)● 外部資金比率(計画)※● 外部資金比率(実績)(億円)20015010050※外部資金比率=外部資金獲得額÷運営費交付金収入※外部資金比率(計画)では、運営費交付金収入を200億円として算出。科学研究費補助金31.7億円(20%)寄附金27.6億円(17%)受託研究費等※74.1億円33929531732427328228025632772287332743377338498100991009898207210207201205191181201120122013201420152016201720182019202020212022外部資金(実績)352359357376381203393359437331131273786151989998969597208207202202204(年度)※2022年度は国立大学法人会計基準の改訂により、資産見返負債戻入がなくなるなど、2021年度とは収益の計上基準 が異なっています。※受託研究等収益には、受託研究収益、共同研究収益、受託事業等収益を含みます。(%)908070605040302010■運営費交付金収益 ■学生納付金収益 ■受託研究等収益※、寄附金収益、補助金等収益■雑益、資産見返負債戻入等 ■附属病院収益(46%)2022【取り組み例】▶インセンティブ制度各部局における外部資金獲得額の増加率・増加額に応じて、インセンティブを付与。▶共同研究の間接経費比率を30%に引き上げ。▶助成金獲得企画推進部門の設置助成金獲得に関する情報収集及び基本的戦略の立案・推進を行う。▶株式会社神戸大学イノベーション(KUI)の設立100%神戸大学出資の会社を設立し、産学連携に関する幅広い業務を行う。2022年度外部資金獲得額182.7億円※受託研究費等には、受託研究、共同研究、受託事業費、共同事業費を含みます。(億円)90080070060050017140015319630020023010020042022年度外部資金獲得額(特殊要因以外)159.7億円本学が価値創造を行っていくうえで、外部資金は欠かすことのできない重要な財源であり、運営費交付金等が減少する状況において、獲得額を増加させていくことが必要です。2022年度の外部資金獲得額は182.7億円ですが、この中にはコロナ関連補助金等など特殊要因により獲得した資金も含まれています。特殊要因を除いた獲得額は159.7億円であり、獲得額を財源別にみると、受託研究費等が最も多く、民間企業や国、地方公共団体など幅広いステークホルダーから支援していただいています。202320242025202644財源獲得■収益構造の推移本学は、運営費交付金・授業料・外部資金・雑益(知的財産収入を含む)等、多種多様な財源で様々な活動を実施しています。右のグラフは、本学の2004年度以降の経常収益の推移です。収益構造の内訳をみると、国からの運営費交付金収益が減少する一方で、外部資金関連収益(受託研究等収益・補助金等収益など)が増加しており、運営交付金収益の減少分を補っています。また、全体に占める割合は低いものの、雑益は大学の裁量が効く財源として重要であり、外部資金とともに増加させることが必要です。
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