神戸大学 統合報告書 2023
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人人人人人人tttt環境報告書とはマテリアルバランスマテリアルバランスとは、事業活動におけるエネルギー及び資源の投入量(インプット)と、その活動に伴って発生した環境負荷物質(アウトプット)を表したものです。本学では、3R(リデュース、リユース、リサイクル)活動の推進やエネルギーの使用の合理化に関する取り組み、環境マネジメントサイクルの実施と継続を環境マネジメントを推進するための基本方針とし、この方針に基づき、環境保全活動を実施しています。エネルギー使用量2022年度に使用した電気、ガス、重油等のエネルギーは約85.1万GJとなりました。エネルギー使用量は前年度と比較して1.2%減少、エネルギー使用量を建物延床面積で割った単位面積当たりのエネルギー使用量(原単位)についても、前年度と比較して2.5%減少しました。新型コロナウイルス感染症流行前の2019年度と比較しても、原単位で5.1%減少しました。要因としては、六甲台地区での空調設備がガス式から電気式に更新したことなどが影響したと考えています。CO2排出量2022年度の延床面積(548,677㎡)当たりのCO2排出量(30,177t-CO2)は、前年度比で28.3%減少しました。この要因としては、本学のエネルギー使用量の約80%を占める電気使用量において、主たる電気の供給業者のCO2排出係数(電気供給1kWhあたりのCO2排出量を示す数値)が約34.4%減少(0.000474→ 0.000311t-CO2/kWh)したことなどが影響しているものと推測しています。自らの事業活動によって、どのくらいの環境負荷を与え、それを低減するためにどのような取り組みをおこなっているのか等の環境情報を社会に公表する文書です。インプット(2022年度)エネルギー電気使用量ガス使用量重油使用量市水等使用量雑用水使用量紙使用量851,239 70,313 3,681 0.600 317.1 59.0 127.29環境報告書大学概要(2022年度)学生数(学部)学生数(大学院)生徒等数(附属学校)外国人留学生数学位授与者数教職員数GJMwh千㎥kL千㎥千㎥t外国の大学等との学術交流協定の締結数廃棄物とリサイクル2022年度の一般廃棄物は937.3tで、前年度と比較して0.01%増加しました。また、2022年度の資源化率は28.05%となり、前年度から0.5%減少しており、OA紙、新聞、雑誌、段ボールの資源化率が進んでいません。これらの雑紙類を90%資源化できれば、廃棄物全体の資源化率は28.0%から39.7%(2022年度排出量で算出)になります。本学では、環境マネジメントを推進するための基本方針に従い、今後も更なる資源化率向上に努めます。事務用紙類の使用量2022年度は前年度比で、1.13%(1.45t)減少しました。引き続き、会議や講義等でのペーパレス化、両面印刷、集約印刷及び使用済みコピー用紙の裏側使用の普及を図り、削減に努めます。水の使用量2022年度の水の使用量は、前年度から26千㎥(7.4%)増加しました。六甲台地区では、六甲山の河川水をトイレの洗浄水や実験用水等の雑用水に利用して、省資源化を図っています。11,425 4,444 1,296 1,229 4,072 5,740 375神戸大学環境報告書アウトプット(2022年度)CO2排出量排水量廃棄物(OA紙、新聞、段ボール、機密文書等)廃棄物(生ゴミ)廃棄物(可燃ゴミ)廃棄物(粗大ゴミ)廃棄物(不燃ゴミ)機関30,177 342.0 t-CO2千㎥289.84.3525.0118.20.0 t55環境報告

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