神戸大学 統合報告書 2023
6/60

な視野に立って支援し、優秀な人材を育成していく体制をより充実させていくことが肝要です。今後も次世代研究者挑戦的研究プログラム、テニュアトラック制度をはじめとする若手研究者の育成に向けた取り組みに注力し、継続的に支援をしていく考えです。(▶P.31人材の創出、▶P.36環境の創出)学生教育の中心である大学教育推進機構は、共通教育、外国語教育等のあり方、卒業時に身につけるべき共通の能力である「神戸スタンダード」の見直しについて検討し、継続的に改革を実行しています。また、学内の国際教育体制の一元化と効率化にも取り組み、国際交流を活性化し、グローバル化を積極的に推進しています。今後は、産官学連携や大学間連携を強化し、共同教育の推進により多様性のある実践的な異分野共創型教育を進めていきます。さらに、時代の流れ、社会の要請に応じた研究、教育を推進していくために、既存の組織にこだわらず、必要であれば教育研究組織の連携・統合など大胆な組織改革を実行していきます。若手の優秀な事務職員に対しては、夢のあるキャリアアップ、ロールモデルを示し、縦割り業務の改革、事務レベルでの地域連携、交流の強化、優秀な事務職員の早期昇任など、モチベーションを高める人事制度改革を推進し、教職協働のやりがいのある職場を目指します。最も重要な点は、学内の風通しを良くし、学生や若手教職員が自信と誇りをもって学びや研究、社会への貢献に取り組もうとする姿勢及び教職員が誇りを持って働くマインドを内部から醸成し、ボトムアップを図り本学のブランディング力を高めていくことです。研究教育活動を活性化する大学の支援体制において、IR(Institutional Research)とDX(Digital Transformation)は非常に重要です。大学の課題解決に向けた戦略立案を支援するためのデータ収集・分析等を行うIRについては、現状における大学の強み・弱みなど重要な指標を分析して05経営戦略の強化に向けて

元のページ  ../index.html#6

このブックを見る