未来予想図を描いてみる就職活動は学業との両立を学生にとっての活動(=「働くことに対する価値観」)みなさん大学進学はどういう思いで神戸大学を選び進学しましたか。大学受験に夢中で,とにかく大学に進学したいから。もしくは,将来,具体的になりたい職種があって神戸大学に決めたかもしれません。後者の場合でも,大学生活を通して考えが変わってきたかもしれません。そうだとしても,将来の具体的な目標は,その時々で活力になるものです。少し先の将来を考え,具体的な目標を立てることは,就職活動(就活)を上手く進めるうえでも重要だと思います。この機会に,ライフプランやキャリアパスを含め自分の未来予想図をぜひ描いてみて下さい。そうすることで職業観も育つことと思います。の本分は(研究活動を含め)学業です。この後のページでは具体的な就職活動に対する対策について記述されています。いかに自分自身の持っているものを正確にアピールできるかがポイントだと思います。部活動や課外活動でアピールするのも良いかもしれませんが、学業でアピールできるのが何よりではないでしょうか。例えば大学院生であれば、すでに学会発表や論文投稿などの実績があるかもしれません。それらは就職活動をする上で大きなプラスになるはずです。年の学生にとっては学生生活1年以上を残して就職活動を開始することになると思います。就職活動も大事ですが、学生の本分も忘れずに、就職活動は上手く学業と両立させて下さい。言うまでもなく大学での学生学部3年生や博士前期課程1「就活ルール」とは、企業が新卒採用にあたり、選考の開始や内定を出す日について決めたルールです。日本経済団体連合会(経団連)が加盟企業に対して定めたものですが、2018年10月に経団連がこのルールを2021年春に卒業する学生から廃止すると発表したことで、社会的に大きな反響を呼びました。そのため、経団連に代わり、政府が広報活動開始、採用選考活動開始、正式内定日の日程を定め、その日程を遵守するよう要請することとなりました。修了予定者については、これまで経団連が定めた日程と同じく、それぞれ3月1日、6月1日、10月1日以降であり、る限りは、大きく変化がないように見受けられます。2024年春入社の就職活動を見神戸大学キャリアセンター長北村雅季(工学研究科教授)2023年春、2024年春卒業・112024年度卒業・修了キャリアセンター長からのメッセージMESSAGE FROMCAREER CENTER 自分自身の職業観を育てよう
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