43 使い方 文系数学 受験数学は、大問のテーマ設定や小問による誘導から題意を理解し、大まかな解答方針を立てることが問題を解く鍵です。これをもとに、神戸大の文系数学では、論理の整合性や計算方法に注意を払いながら「適切な解法を用いているか」が問われています。 網羅系 『チャート式』や『大学受験数学シリーズ』などの網羅型参考書を活用し、例題とその解法をマスターすることが重要です。一通り解く中で「確実に解けた問題」、「解答を見て理解できた問題」、「解答を見てもわからない問題」に大別し、それぞれにチェックをつけていきましょう。自分の理解度を考慮したうえで、「解答をきちんと書くのか」や「口頭で解法を確認するに留めるのか」などを工夫し、3周、5周、10周、…と納得いくまで反復を繰り返しましょう。 ◎おすすめ参考書 『チャート式』 神戸大の受験者は、一般に青チャートを使用している人が多いと思います。しかし、青チャートは幅広いレベルの例題が収録されており、解説も簡潔であるため、数学が苦手な学習者にとっては「使用しても成績の向上を感じにくい」参考書でもあります。 一度、模試の成績などを振り返り、黄チャートや白チャートを使用してみてはいかがでしょうか。「神戸大を受験するのに、青チャート以外を使っても大丈夫なの!?」と思われるかもしれませんが、そんな心配はありません!特に、白チャートは基礎的な内容から丁寧に解説されており、数学に対する苦手意識を持ちにくい構成となっています。厳選された例題の解法を人に説明できるようになれば、大幅な成績アップを期待できます。 詳しい使い方は多くの人がYouTubeで紹介しています。是非、そちらをご参照ください。自分のレベルに合わせた網羅型参考書を使用して、数学と友達になりましょう! 問題集 入試本番を想定した時間設定を行ったうえで問題を解き、答え合わせをしましょう。わからない箇所は、教科書や網羅型参考書をもとに徹底的に復習すると良いです。二次試験直前には赤本を通して最終確認を行い、先生に添削を依頼して減点されない解答を目指しましょう!
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