神戸大学広報誌『風』 Vol.21
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国際文化学研究科グローバル文化専攻グローバル文化学科経営学研究科経営学専攻経営学科国際人間科学部経営学部■■■■■■■■■■■■■■国際的視点でビジネスを研究神戸大学の魅力をご紹介学部大学院学部大学院16 神戸大学広報誌「風」Vol. 21村尾 元 大学院国際文化学研究科教授 機械学習や人工知能(AI)、データサイエンスの技術を使い、言語や文化、社会の課題などを分析し、異文化理解につなげます。ゼミではこれら技術・手法の基本的な知識が身につけられます。加えてどのように社会課題解決に適用するかを考えます。就職先はITやコンサルが多く、起業や海外の大学院に進学した卒業生もいます。 私自身は工学部の出身ということもあり、グローバル社会について学ぶ当学部生・院生ならではの問題意識や意見に刺激をもらっています。馬 岩 大学院経営学研究科教授 経済学と経営学の二つを一緒に学ぶことができるのが、このゼミの特長です。一つは国際貿易に関する研究、もう一つは国際ビジネスに関する研究です。学生の志向も異なるため「理論分析と実証分析の両方が学べるように」と考えて指導しています。 ゼミではビジネス経験がある学生の経験談など、皆で共有するように心がけています。学生には「最後までやりぬく人」「独立性のある人」「やさしい人」になってほしいと願っています。学生コメント学生コメント 先生へは、感謝とともに働き過ぎとコーヒーの飲み過ぎを心配しています。【北原陽太郎さん、城戸野々香さん、桑原 樹さん、能登谷優志さん、上野隼人さん、高畑寿々菜さん、廣瀬由佳さん】Q1:どんな先生ですか? 仮想現実(VR)機器やメタバースのサービスを使ってゼミ運営をするなど、新しい物も「まずは試してみる」というのが村尾先生の姿勢です。それはゼミ生にも影響していて、今後、どのような仕事をするにしても強みになるのではないかと自負しています。 Q2:志望動機とゼミの雰囲気は? 「ITを広く学びたい」「データを使って社会分析をしたい」など志望動機はさまざま、キャラも全員違うけれど一体感があるのは先生の人柄のお陰です。海外とのビジネス交流が多い馬先生【周凌風さん、张雨涵さん】Q1:留学先に神戸大学を選んだのはなぜですか? アメリカの大学を卒業後、中国に帰国し、国際貿易関係の会社に就職しました。ですが実務に携わるうち、経営学をより深めたくなりました。英語で学位が取れる神戸大学の「SESAMI Program」は中国でも有名で、ゼミの研究テーマが就業経験と一致していたことから馬先生のもとに来ました。(周)Q2:卒業後の目標は決めていますか? ゼミを通して経営学の専門的な知識や分析手法、加えてコミュニケーションスキルも身についてきました。難しい目標ですが、セミナーなどを通して研究職の道を見つけていきたいと考えています。(张)学生たちが見ているVR空間のゼミ室雑談が盛り上がり過ぎて、ゼミが予定通りの時間に終わらないのが玉に瑕です。AIやデータサイエンスで異文化理解

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