神戸大学広報誌『風』 Vol.21
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システム情報学研究科システム情報学専攻情報知能工学科人間発達環境学研究科人間発達専攻子ども教育学科工学部国際人間科学部■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■情報技術を学ぶ計測から解析まであんな研究こんな研究ミーティングも、もう少し“素”の先生に寄せていただけるとうれしいです。大学院学部大学院学部17中本 裕之 大学院システム情報学研究科准教授 例えば、食感が対象であれば、センサーを組み込んだロボットでサンプルを噛んだ際に生じた力や振動、音を計測し、これらのデータを集約して食感を評価します。この研究室ではセンサーの開発、計測工学に軸足を置き、人工知能や機械学習などのトレンド技術を用いた解析手法なども学びます。“もの”を一から作る発想とデータ解析やさまざまなアルゴリズム、ハードとソフトの知識と技術をバランス良く身につけて、ゼミ生は電機メーカーや情報通信系、インフラ系企業などで活躍しています。勅使河原 君江 大学院人間発達環境学研究科准教授 美術・造形活動を通した人の発達や教育支援の考え方を学び、その在り方について模索するゼミです。ゼミ生は年に10回ほど神戸市立小磯記念美術館で開催する子どものためのワークショップ「びじゅつかん大作戦」に携わり、実際に子どもたちと対話的美術鑑賞を行います。理論の習得と実践を通して、課題を発見し解決する力やコミュニケーション力を身につけられます。これまでの卒論の研究テーマは「対話的美術鑑賞」に限らず、「絵本の在り方」や「幼稚園や小学校で実践される美術教育活動」などみなさん幅広く取り組んでいます。学生コメント学生コメント【清水智美さん、青木尊啓さん】Q1:先生の意外な一面は? ミーティング時は終始、真面目な姿しか見せられず、研究室にはちょっとした緊張感すら漂いますが、お酒を飲むと、先生はとても饒舌になられます。研究室では聞くことのできない、お子さんの話やゲームの話、趣味の話で場も盛り上がります。Q2:研究室での活動時間は? 人によって異なりますが、食感の研究では音を測るため、必然的に人の少ない夜間になります。複数の人のデータも必要になるので、学生同士で協力し合っています。夜遅くなり疲れてくると、みんなでゲームを始めることもあります。 ゼミ生と先生のみんなでご飯を食べに行きたいです!【杉本明穂さん、飼沼来望さん、上田杏奈さん、高山悠一さん、加藤優奈さん、春日 和さん、伊東芽生さん】Q1:どんな先生ですか? 授業や研究だけでなく、美術関連のシンポジウムの運営に携わっていてとてもアクティブで明るい先生です。美術館でのワークショップの時も、いつも子どもたちと一緒に楽しんでいて美術の魅力を伝えたいという気持ちが、伝わってきます。Q2:普段の活動は? 研究について学生同士でアドバイスし合うこともありますが、ちょっとしたことで笑ったりと和やかな雰囲気で活動しています。子どもや美術、造形活動をキーワードにそれぞれのゼミ生が本当に興味を持ったことを突き詰められるゼミです。小磯記念美術館で開いている「びじゅつかん大作戦」の様子(画像提供:神戸市立小磯記念美術館)美術・造形活動を通した保育・教育

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