ピザハウスF 藤田 静江さん読者の皆様へアンケートのお願い神戸大学広報誌「風」21号をお読みになった感想をお聞かせください。アンケートにご協力いただいた方の中から抽選で5名様にうりぼーミニマスコットをプレゼントいたします。学生変われど、愛情ある厳しさ表紙写真の撮影場所: 臨海実験施設「マリンサイト」 神戸大学内海域環境教育研究センターは海藻類系統株保存室のある六甲台キャンパスのほか、深江キャンパス、淡路島の臨海実験施設「マリンサイト」を拠点にする。中でもマリンサイトは宿泊機能を備え、滞在して研究できるセンターの中核。教育共同利用拠点として文部科学省の認定も受けている。発行日/2023年7月 編集・発行/神戸大学 総務部広報課 〒657-8501 神戸市灘区六甲台町1-1TEL: 078-803-5083 FAX: 078-803-5088 URL: https://www.kobe-u.ac.jp/©神戸大学 ※本誌に掲載されている記事、写真、図表の無断転載を禁じます。 「料理と店の雰囲気、私のテンポが合えば、また来てくれる。それだけや」-。多くの神戸大学生が乗降する阪急電鉄・六甲駅から徒歩5分、「ピザハウスF」を営む藤田静江さんはきっぱりと言う。御年87歳。辛らつに聞こえる言葉の裏に、愛情があふれる。 開業以来50年以上にわたって神大生を見てきた。「体育会系の学生はまずビール。4、5人で1ケース(20本)は開けてた」と、昭和世代の学生を思い出しながら目を細める。就職などで人生の選択に迷う学生の相談に乗ることも多かった。「私は真正面から答えたる。何人も泣かしたわ」と藤田さん。ただ「騒いでた子ほどちゃんと就職していった。定年後に私の顔を見に来てくれる人もいれば、遠方から手紙をくれる人もいるで」と話す様子は、わが子の成長を喜ぶ親のようだ。 「最近の学生は厳しいと来なくなるから言われへん。私も稼がなあかんし」と笑うが、「聞かれたらはっきり言うけどな」と正面から向き合う姿勢は崩さない。「何かを感じたところに人は帰ってくるもんや」と、今日もキビキビと開店準備に取りかかる。WEBフォームプレゼント応募は9月29日締切神戸大学広報誌Vol.21July 2023神大生、今昔
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