神戸大学 文学部 2023
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enjoy!Program神戸オックスフォード日本学プログラム(KOJSP)は、オックスフォード大学東洋学部日本語学専攻の2年次生全員が、一年間神戸大学文学部で学ぶプログラムです。現在は、令和3年10月から受け入れた10期生13名が来日しています。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、プログラム開始から半年間は授業や各種イベントにオンラインで参加していましたが、4月に無事全員が入国し、キャンパスで学べるようになりました。8月上旬の修了式では、各学生が選んだトピックに関する研究発表会が予定されており、一年間の勉学の成果を披露することになっています。 例年のプログラムでは、この他にもホームステイや淡路農業体験、各地へのツアーなどに参加して、日本のさまざまな面について広く学んでいます。また広島グローバル・アクティブ・ラーニングなどの行事を通じて、文学部・人文学研究科の他の学生との交流のきっかけを提供しているほか、神戸大学附属中等教育学校やブリティッシュ・カウンシルとの交流会など、学外にもアカデミックな交流の場を広げています。 本プログラムと関連する形で始まった活動として、オックスフォード大学ハートフォード・カレッジでの夏季プログラムがあります。これには毎年10数名の神戸大学学生が参加し、英語や英国文化を学んでくるだけでなく、オックスフォード生をはじめとする外国人学生との交流の輪をさらに広げています。このように神戸オックスフォード日本学プログラムは、文学部・人文学研究科における国際交流の大きな原動力となっています。※田中 真一先生(KOJSPアドバイザリーボード長)の紹介は15ページへ教員のプロフィールイベントの開催や日本社会文化論の講義等を担当専門は近世・近代日本思想史、日本文化論。『神皇正統記』などの古典の受容史や、日本人のアイデンティティの形成について研究。齋藤 公太先生KOJSPでの論文演習、日本社会文化論の講義等を担当専門は言語学、日本語学、方言学。主として琉球諸語を対象としたフィールドワークによる記述的研究を行っている。 オックスフォード大学(University of Oxford)のハートフォード・カレッジ(Hertford College)での約3週間の夏季プログラムです。英国歴史・文化・社会・文学などのトピックに基づいた英語学習を行います。プログラム期間中、参加者はキャンパス内の寮に宿泊し、オックスフォード大学生のRA(Residential Advisor、寮生活アドヴァイザー)による学習・生活のサポートがあります。授業後や休日にはRAが企画する課外活動などに参加し、異文化交流を楽しむことができます。オックスフォード大学ハートフォードカレッジ林 由華先生20オックスフォード夏季プログラムmessege神戸オックスフォード日本学プログラム

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