神戸大学 大学院経済学研究科・経済学部 2023
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 総合コースで高度専門職業人を目指す場合,博士課程前期課程2年間のみのカリキュラムとなります。学生は所定の単位を修得し,修士論文の審査に合格すれば修士(経済学)の学位が与えられます。エコノリーガル大学院プログラムは,2019年10月に学際教育センターのプログラムとして設立されました。2010年に始まった学部生対象の教育プログラム「法経連携専門教育プログラム」の経験をもとに,新たに大学院生対象のプログラムとして発展したものです。法学・経済学両研究科の教員によるインテンシヴな指導体制の下に,法学と経済学の複眼的な研究能力を備えたグローバル人材の養成を目的とします。プログラム生は「エコノリーガル概論」,「ELSセミナー」等の科目を履修し,マレーシア国民大学や上海交通大学など海外で英語による研究報告を行い,複眼的研究論文を執筆します。前期課程では法経の学生に限られますが,後期課程では法経以外の学生も参加可能です。定員は各学年4名程度です。3つの特別プログラムアカデミア館からは神戸の街が一望できる。特に眼下に広がる夜景は圧巻!22海外ダブルディグリー・プログラム 神戸大学経済学部,経済学研究科は,学士もしくは修士の学位を取得できるダブルディグリー・プログラム協定をヨーロッパやアジアの大学と結び,国際連携による教育を進めています。現在ルーヴェン大学(ベルギー),武漢大学,北京外国語大学(中国),貿易大学(ベトナム),エセックス大学(イギリス)の5大学と協定を締結しています。貿易大学からは学部生の受入れ,武漢大学からは学部および大学院の学生の受入れ,北京外国語大学からは大学院の学生の受入れを,ルーヴェン大学,エセックス大学とは大学院生の受入れとともに派遣を行っており,神戸大学大学院経済学研究科博士課程前期課程の学生は神戸で1学期学んでからルーヴェン大学,エセックス大学に留学し,同大学の経済学修士,ヨーロッパ学修士などの学位を取得した後,再び神戸で学んで経済学修士の学位を取得することが可能です。エコノリーガル大学院プログラム5年一貫経済学国際教育プログラム International Five-year Economics Education Program at Kobe (IFEEK) IFEEKは神戸大学と海外協定大学での学びを組み合わせて,英語で経済学を使いこなす力を身につけるための特別教育プログラムです。このプログラムでは専門性としての経済学の知識,そして専門性を生かすための国際性を重視し,日本語と英語の両方を用いた教育を行います。大学院では英語による専門科目を中心に履修します。また,留学先で得た知見を生かして修士論文の研究を行います。卒業論文から留学を経て修士論文まで一貫した指導を受けることにより,短期間でも世界標準に達することを想定しています。なおIFEEKプログラムは学部からスタートするため,大学院から入ることはできません。(詳細は12ページ参照)高度専門職業人の育成

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