神戸大学 大学院経済学研究科・経済学部 2023
27/40

531584986食堂は近隣の住民にも人気があり,時々家族連れを見かけたりする。教員の研究成果■過去4年間における研究成果 発表数*1学会発表数*2専任教員数著書数論文数 *1 かっこで表記された論文数は,内数として「査読付論文」の数です。*2 かっこで表記された学会発表数は,内数として「招待講演・招待発表」の数です。2018年度2019年度2020年度2021年度581875341日本語外国語日本語36(7)37(6)38(12)外国語71(58)35(32)46(42)54(48)45(9)92(36)11(0)93(21)38(6)25データベースの宝庫 大学院の実証研究では,良質なデータを適切な手法を用いて分析することが求められます。経済学研究科と経済経営研究所が共同で運営している神戸大学ミクロデータセンター(KUMiC)は,独立行政法人統計センターの西日本で最初のサテライト機関として,国の統計の「匿名データ」の提供事務を行うほか,ミクロデータのオンサイト利用の施設の整備やミクロデータに関するセミナーの開催などにより,研究者の実証研究をサポートしています。充実した海外派遣制度 博士課程後期課程の学生を対象とした海外派遣制度(久(ひさ)研究奨学基金海外派遣制度,六甲台後援会創立50周年記念海外派遣制度)が設けられています。海外の学会での報告や資料収集,さらに海外の大学での研究等を行うための旅費,滞在費,学費等の一部が支給されます。期間は数週間の短期のものから1年程度の長期のものまで支援を受けることができます。学術誌の刊行を通じた貢献 本研究科の教員が全員所属する神戸大学経済経営学会編集の『国民経済雑誌』(月刊)は,1906(明治39)年に創刊された日本最初の経済学雑誌であり,日本有数の経済学の月刊誌として,数多くの優れた論文を掲載してきました。最近では,学外の執筆者を交えた特定のテーマに関する特集号も随時刊行されています。 また,ディスカッションペーパー(英文および和文)も活発に作成されており,関連分野の専門家から広くコメントを求めるなど,研究交流の場として役立っています。それらは神戸大学学術成果リポジトリおよび本研究科ホームページで公開されています。研究活動を通じた学界への貢献 教員の旺盛な研究活動は,著作・論文の公表数にも顕著に現れています。過去4年間(2018-2022年3月)の論文発表総数は320本を超えており,そのうち180本が英文による査読付雑誌に掲載されています。この数字は,世界的に著名な経済学雑誌の論文掲載数に基づくランキングで見た場合,国内でもトップクラスに位置します。多彩な学会活動を通じた貢献 本研究科は歴史と伝統に裏打ちされた,日本における経済学研究の拠点の一つです。教員は,日本経済学会や日本経済政策学会,日本国際経済学会,日本金融学会,社会経済史学会,経営史学会,日本統計学会といった主要な学会だけでなく,専門分野に応じた多様な学会に所属し,プログラム委員会のメンバーや座長,討論者など学会の核となる役割を果たしています。 また近年では,日本経済政策学会やアジア政経学会,日本国際経済学会,日本人口学会,経済社会学会,日本包装学会の会長を輩出し,様々な学会で役員や会誌編集委員を務めるなど,経済学関係の諸学会の発展に大きく貢献しています。

元のページ  ../index.html#27

このブックを見る