神戸大学 大学院経済学研究科・経済学部 2023
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六甲台イノシシ危険地帯は兼松記念館東側から第二研究室,六甲台グラウンド。神戸の街並と海が見下ろせるキャンパス 神戸大学経済学部は,大阪梅田から約45分,神戸三宮からは30分余りの交通の便のよい六甲山の麓の六甲台地区にあります。経済学部のある六甲台キャンパスは学内で最も伝統があり,各学舎を経営学部,法学部とともに利用しています。正門奥の階段を上がると目の前に見えるのは,ともに保存建造物に指定されている重厚感に満ちた本館と講堂です。そのうえ構内には緑があふれ,野鳥のさえずりが聞こえるだけでなく,北には六甲の山並み,南には大阪湾を一望できるという眺望にも恵まれた自然環境の中にあります。ICTを使いこなして,様々な情報を分析 神戸大学ではノートパソコンが必携となりました。キャンパス内では学内無線LANが使用でき,大学が結んでいる包括的な契約によりMicrosoft社のOfficeやWindows,その他のソフトウェアの利用が可能です。講義はもちろん,学習支援システムを利用した双方向授業,レポートの提出,図書の閲覧,履修登録等にもパソコンを活用しています。経済学部では,計量経済学やデータ分析の講義や演習を提供し,情報やデータを分析する専門的手法を体系的に教えるとともに,少人数のゼミにおいては,分析結果を分かりやすくプレゼンテーションする方法も指導します。 情報やデータを集めて分析することは,経済学を修得した専門家の本業です。神戸大学は政府機関との協定に基づいて,KUMiC を設置し,国の統計をはじめとする様々なデータを使った研究を支援しています。32図書館は知的探究の場 所蔵総数が377万冊を超える神戸大学附属図書館は,それぞれの研究分野に応じた分館システムをとっており,その中でも,六甲台キャンパスの中央にある社会科学系図書館は,神戸高商以来の100年の歴史を持つ中核的存在です。この図書館には,江戸時代の古地図や神戸開港関連文書などの貴重なものから最新の計量経済学,コンピュータ関連書籍まで広範な文献を所蔵しています。さらに,全国に2つしかない社会科学系の外国雑誌センター館にも指定され,経済学の学習,研究に最適な環境を提供しています。近年はラーニングコモンズの整備等を通し,自学自習や協同学習など様々な学習形態へ適応するため学習環境の提供を促進するとともに,電子ジャーナル・電子ブック・データベースといった教育研究の基盤となる電子情報リソースの整備に努め,大学における学習・教育・研究を支援する活動を展開しています。さらに,所蔵貴重資料などの学術資産や教育・研究成果のデジタル化公開を進め「デジタルアーカイブ」としてひろく世界に発信しています。豊かな環境に恵まれた研究の場

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