神戸大学 医学部医学科 2022-2023
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MESSAGE先輩からのメッセージやりがいやコースの魅力について語ってもらいました。地域特別枠で入学した私は地域医療のエキスパートになる事を志して、神戸大学で学んでいます。入学してから今までに地域医療に関わる経験を多くしてきました。実際に地域に赴き地域を知る「夏季セミナー」や「地域医療体験ツアー」、大学で学んだ医学の知識を活かして地域住民の方に向けた講座を作る「住民健康講話」、ICTを活用したオンラインで行う健康診断「よいとこ健診」などに参加してきました。地域で何が求められているのか、自分たちに何が出来るのかを学び、考え、実践してきました。また地域特別枠は、地域医療について何か学びたい、やってみたいとアクションを起こす時に頼りになる先生や先輩後輩との繋がりがある恵まれた環境です。兵庫県の地域医療に貢献したい、地域を支える医師になりたい、熱い志を持つそこのあなた!地域医療のエキスパートになるために一緒に学びませんか?神戸大学で待っています。 全国的に医師不足の問題が指摘されている中、兵庫県においても一部の地域や診療科などで、必要な医療体制を確保し、維持していくことが難しい状況が生まれています。このような状況を踏まえ、神戸大学医学部では地域医療に携わる医師の不足という状況の解消に向けた医師養成の取り組みを行っています。 兵庫県からの医師養成数増の依頼を受け、地域に学生(卒業生)を定着させる取り組みとして、平成22年度から、卒業後に勤務する地域を指定した学校推薦型選抜(地域特別枠)を実施し、平成25年度以降の入学定員を10名としています。令和4年5月1日現在の在学者は60名となりました。 本入試では、医師として活躍するに十分な資質と明確な目的意識を持ち、兵庫県の地域医療に貢献したいという強い関心を持ち、地域に定着する意志のある学生の入学を期待しています。住民、医療関係者、参加学生を交えた意見交換会の風景です。医療にとどまらず、地域の文化や暮らしなど幅広い分野の内容が討論されます。但馬地区・丹波地区・播磨地区など、ひょうごの未来を築く7つの地域に分かれ、住民講話、医療体験実習、訪問診療や地場産業の見学など地域医療の「今」を体感して来ました。訪問診療の風景です。実際に患者さん宅を訪問し、訪問診療で必要な技術や知識、さらには患者さんの暮らしを学びます。 兵庫県は、本学医学部医学科の学生に対して、将来医師として兵庫県内の地域医療に従事しようとする者を対象とした医師修学資金として奨学金を準備しています。学校推薦型選抜(地域特別枠)合格者に対して、この制度が適用されます。一定の期間、兵庫県が指定する地域・病院に勤務した場合は、修学資金の返還が免除されます。奨学金制度の詳細は、学校推薦型選抜(地域特別枠)学生募集要項ならびに兵庫県の兵庫県養成医師制度ホームページを参照してください。川浦 理貴志さん(4年)5TOPIX地域に貢献できる医師を目指す地域医療夏季セミナー兵庫県の医師修学資金の適用兵庫県地域特別枠

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