神戸大学大学院保健学研究科 2022
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6 本学では、2016(平成28)年度より前期課程において保健師及び助産師を養成しています。保健師教育我が国は少子高齢社会を迎え、医療・保健課題も病院から地域へ、[disease oriented]から[health oriented]へとシフトしています。健康維持・増進、障害からの回復、保健・医療制度の整備等の課題は、保健学研究科だけでは解決できません。神戸大学は文理融合型の総合大学であり、他分野との連携、分野横断的な学際的教育研究体制が柔軟に構築されています。また、学内には、地域連携センター、アジア健康科学フロンティアセンターもあり、産学官共同研究の海外や地域への展開、成果の社会還元のチャンネルも充実しています。 2012(平成24)年度より前期課程の大学院生を対象に英語コース(International Course for Health Sciences: ICHS)を開講しました。2014(平成26)年度からは後期課程の大学院生にもICHSが開講されました。これは、大学院生がその修学期間を通じて英語のみで単位を取得し、修了することができるコースです。専任教員による英語講義に加え、ネイティブ教員による通年の講義、また、夏季には国内外から国際保健分野の専門家を講師として招いてSummer Educational Programを開講しています。本コースを受講することで、保健活動を展開するためのコミュニケーション能力や異文化理解能力を身に付け、海外における社会・経済状態や生活様式に適合した総合保健学を創造・実践することができます。国際貢献できるより高度な保健実践専門職者を養成することを目的としています。 2021(令和3)年度より、デジタル医工創成学コースが、医学研究科および工学研究科と共同して開設されました。本コースは、〝日本型医療機器開発エコシステム″の確立を目指し、プロジェクトマネジメントが可能な医療機器開発のリーダとなる創造的開発人材を養成することを目標としています。そのため、医学・工学・保健学の学生が一緒にダイバーシティーのある模擬チームを構成、失敗経験も含めた実践経験が可能な教育環境を提供し、さらに、医療現場でのニーズ探査により、実践的な考える力を醸成するため、リサーチホスピタル内にメディカルデバイス工房を設置、その場でチームが医療機器のコンセプトデザイン、プロトタイピング試作を行い、実践的なディスカッションが可能となる環境で学んでいただきます。では、優れた研究能力とエビデンスに基づく確かな実践力を備え、学際的及び国際的な視座から地域社会の複雑多様な公衆衛生上の健康課題を解決できる高度専門職としての保健師を養成しています。助産師教育では、正常範囲の助産診断技術に加え、ハイリスク管理、管理経営能力、国際的視野、研究能力に優れ、自律した専門性を有し幅広く社会貢献できる高度専門職としての助産師を養成しています。デジタル医工創成学コース

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