令和6年度 総合型選抜 神戸大学 「志」特別選抜
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「志」3期生 法学部法律学科3年 「志」3期生 国際人間科学部環境共生学科3年※M・Nさんは、2022年9月、神戸市環境局主催「神戸ゼロカーボンアイデア」にRe.colab KOBEという学生団体の一員として発表し、最優秀賞を受賞しました。神戸ゼロカーボンアイデアのサイトは、右のQRコードからご確認いただけます。「志」特別選抜入学者に、神戸大学入学後のいま取り組んでいることや、志を受「志」特別選抜を受けようと思っている人へのアドバイスなどをお聞きしました「ローカル」なことを大切にしたいN・Yさん 僕は「志」特別選抜を受ける際、二次試験の面接で、「自分の地元の学校を助けられるような活動がしたい」ということを、お話しさせていただきました。僕の地元は岐阜県の山間の過疎地で、小学校も複式学級になり、人数は30人を切って、統合が心配されているからです。 入学後、岐阜と兵庫は離れていますので、なかなか地元での活動はできていませんが、代わりに父の転勤で小学校後半の3年間通った神戸の小学校(ここも全校児童当時9人と、神戸市内では極めて人数の少ない学校です)で、学校支援をする地域の方の会に入れていただき、その一員として、行事のお手伝いや学校所有の山の草刈りなどをさせていただいています。今後はより多くの卒業生がもっと積極的に母校の支援に携われるような仕組みづくりを、先生方や地域の方とも話し合いながら、徐々に進めていきたいと思っています。 グローバル化が叫ばれるようになって久しいですが、僕はその中でもあえて、「ローカル」なことを大切にしたいと思っています。故郷と呼べる場所がきちんと残っていてこそ、日本から世界に飛び出して活躍できると考えるからです。皆さんも気負わず、これから自分がやりたいことを見つけて、それを軸に、ぜひ「志」入試にチャレンジしてみてください。皆さんと神戸大学でお会いできるのを楽しみにしています。地球規模で起こっている環境問題の解決に貢献したいM・Nさん 私は高校生の頃に、池や湖で増えるアオコについて調べ、それから水環境に興味を持つようになりました。大学に入学してから環境DNAについて学び、コップ一杯程度の水から、生物を捕獲せずにそこに生息する生態の調査ができる環境DNAについてもっと深く学びたいと考えました。例えば、環境DNAを用いた希少動物の分布調査と保全や近年問題となっている特定外来生物の分布生息状況のモニタリング調査などです。将来、国内外の様々な人と協働して地球規模で起こっている環境問題の解決に貢献できるように一つ一つの課題に真摯に取り組みたいと思います。 国際人間科学部環境共生学科は、文理融合の学科なので一年次で幅広い教科を学ぶことができます。学びたいことが決まっている人も、まだ自分がどんなことに興味があるのかわからない人も、大学入学後いろいろな教科を履修して、自分の関心のあることを広げていってください。

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